なぜ5日間更新しなかったか ― 2008年02月18日 12時58分29秒
他山の石としてお読みください。
始まりは、ゲーム画面のフリーズ。立ち上げ直し、Adobeのバージョンアップが終わったところで、Windowsが動かなくなりました。ウィルスにやられたな、と思い、「システムの復元」を一通りやってみましたが、全部ダメ。どうやら、再インストールしかないようです。
私は、XPがプリインストールされたパソコンをアップグレードさせる形で、Vista Businessを使っています。そこでVistaの再インストールを試みましたが、無限ループのようになって、画面が出てきません。仕方がないので、XPにダウングレードさせたところ、画面は出るが、最低の解像度しか出ず、ディスプレイも認識されていない。VistaとXPを往復してみましたが、同じことになります。
おそらくグラフィックスカードの故障、と見当をつけました。転んでもただでは起きないのが私の流儀ですから、この機会にレベルアップさせることにし、Ge-Force7600に代えて、8600を購入。画面は、みごとに復活しました。その後も、IEが止まってしまってダウンロードできない、XPにするとそもそも接続できない、といったトラブルがいろいろありましたが、ともあれ、根幹部分の再構築には成功しました。
しかし、その過程で、じつに恐ろしいことが起こったのです。再インストールをしては失敗するという行程を繰り返している最中に、何度かフォーマット付きのオプションを選択しました。当然、Cドライブをフォーマットしているつもりだったのですが、なんと、命より大事なDドライブもフォーマットされ、Windowsファイルの残滓が並んでいるではありませんか!血走った目でエクスプローラを見ると、不思議なことに、Windows関連のファイルのみという大きなドライブが、次にもうひとつある。これはなんじゃい、と思って調べてみると、なんとそれは、バックアップをとっている、外付けのハードディスクだったのです!!!これでは、家が火事になったのと同じではありませんか。
ブログを更新しようにも、メールが削除された結果、ID番号がわからなくなっています。今年になってからかなり環境の構築を進めていましたから、それを1からやりなおすのは大変。やっぱり、環境自体をバックアップしておかないとダメですね。もちろん、バックアップしたドライブをフォーマットしたのでは、意味がないが・・・。
え、それなのになぜ更新しているのか、とおっしゃるのですか?ブログの開始とほぼ同時期に、メールをG-Mailに転送して保存するようにしておいたのが幸いし、ID番号を見つけることができました。また、作成したファイルのうち主要なものは、ジャストシステムのインターネットディスクに上げていますので、セーフ。スケジュールも、グーグルに上げておいたものはセーフでした。
そんなわけで、しばらくは環境の再構築です(汗)。
日本の学会 ― 2008年02月13日 23時38分07秒
11日(月)には、日本音楽学会の全国委員会が開かれました。学会は東北・北海道支部、関東支部、中部支部、関西支部の4つに分かれて運営していますが、全支部の代表者が集まる会議が、年2回あります。そのひとつが例年この日に開かれるもので、新年度の活動について審議します。
宣伝を兼ねて、学会のお話をしておきましょう(詳細は学会のホームページをご覧ください)。会員の紹介があれば、どなたでも入会できる、開かれた組織です。年会費は9000円。最新の論文を載せた機関誌が年2回送られてくるほか、各支部の例会(研究会)、年1度の全国大会、内外の著名人を招いての特別例会などに参加できます。もちろん、そこでの研究発表に手を挙げることも可能です。
学会の機能は、音楽研究者同士の情報交換や親睦、イベントの開催といったことにあるわけですが、究極の存在意義は、「業績」を培う場だ、というところにあるのだと思います。研究者としてポストを得ていくためには、学会で研究発表をし、学術論文を積み重ねていくことが、どうしても必要です。それは、昨今の大学行政で、ますます強く要求されていることでもあります。
こう書くといかにも敷居が高いように思われるかもしれませんが、われわれは、そんなことは少しもないつもりでやっていますし、常に、新しい意欲的な研究を求めています。学会とは別のところで高度な研究をしておられる方のお力も、学会は、ぜひお借りしたいと思っています。とはいっても、学術論文として認められるためにはどんなことが必要か、ということも、私なりに申し上げるべきかもしれません。近いうちに、述べる機会を設けたいと思います。
双葉山 ― 2008年02月12日 23時57分14秒
前話で、「未だ木鶏たり得ず」という言葉を使いました。これは、不世出の大横綱、双葉山が、69連勝を阻まれたときに打った電報の言葉です。闘鶏がまるで木彫りのように落ち着いたときに最高の境地に達したという中国の故事を受けて、勝負師は力みのない淡々とした心境に達して、初めて究極の力を発揮できる、ということを言うようです。そういえば将棋の大山名人の著書にも、勝ちたいという意欲が先立つのは力みを生ずるので禁物だ、と書いてありました。
どうしてそういう話題が出てくるかといいいますと・・。療養の間に読もうと、数冊の本を買いました。その中に、『横綱の品格』という、ベースボールマガジン社の新書があった。双葉山の旧著を、大鵬の序文を付けて復刻したものです。双葉山が自分の生い立ちや相撲人生、相撲に対する考え方を綴った本で、おそらくライターが取材をまとめたものでしょう。
相撲の本でも読んでみるか、と軽く買った本ですが、これがすばらしい。努力を重ね、その世界で長く頂点に立った人の尊厳のようなものが、素朴な語り口に満ちあふれているのです。自分に厳しく人にやさしい、まっすぐでおおらかな、日本男性。爽やかで、心が洗われます。
こういう人って、昔の日本にはいたが、今の日本はいなくなりました。彼が活躍したのは、昭和の戦前です。ということは、暗い時代として批判ばかりされる当時の昭和も、今にないよさをもっていた、学ぶべきことのある時代だということになるのではないかと思うのですが、いかがでしょう。
双葉山は56歳で亡くなったそうです。若すぎますね。
わかっていても ― 2008年02月11日 21時27分42秒
10日(日)から、「すざかバッハの会」の新しいシリーズが始まりました。この会の運営の秩序正しさは特筆もので、スタッフが入念な打ち合わせのもとに早い時間から集合し、手分けをして立ち働いています。その様子を見るにつけ、ここに植えた苗を大切に育てたい、と思う私です。
「バッハ最先端!」などと題し、専門性を高める方向に舵を切りましたので、どのぐらいの方が集まってくださるか、確信がもてませんでした。その点では安心のできる結果で良かったのですが、私の講演に関しては多々反省の残る結果となり、未だ木鶏たり得ず、という言葉を思い出しました。
私も人前で話すことは多いですから、それなりに努力と工夫は重ねてきました。でも、課題はいぜん多い。いちばんむずかしいのは、時間配分です。どうしても、素材を準備しすぎて、時間が足りなくなる。本当は、素材を少なめにしておいて、丁寧に、余裕をもって説明するのが上手なやり方です。素材が多すぎると、なんとか消化しようと駆け足になり、テーマをじっくり掘り下げることができなくなってしまうのです。わかっていても、そうなってしまいます。
今回は、新バッハ全集について、変ホ長調のプレリュードとフーガ(大曲です)についてお話しした前半が長くかかったため、後半の《マタイ受難曲》に、時間がなくなってしまいました。礒山が《マタイ》の話をするから覗いてみよう、という方が相当いらっしゃったようなので、申し訳ないことをしました。
話ながら自分で感じていたのですが、私はことバッハになると、一所懸命説明しよう、というスタンス一点張りになってしまう。本当は、リラックスして話を楽しんでいただきながら、大事なことを少しずつ織り込んでいく、という方がいいはずです。このあたりは、今後の課題として勉強したいと思います。
ともあれ、竜頭蛇尾は、確実に避けることができました。次は、4月13日。またがんばります。
悩んでしまうと ― 2008年02月09日 22時41分08秒
政治をテーマとする討論番組を、わりによく見ます。こうした番組の中でもっとも頻繁に、もっとも力をこめて使われる言葉のひとつが、「きちっと」。福島瑞穂さんなどは顕著に使われ、一度統計をとってみたい、と思うほどです。
でも、何かひっかかる。最初はイデオロギーの問題かと思っていましたが、そうではないようです。気がついてみると、私は生まれてこのかた、「きちっと」という言葉を、一度も使ったことがないのです。
私は、そう、「きちんと」と言います。福田首相も、「きちんと」。でも政治家は、「きちっと」派が多いですね。皆さんはいかがでしょう。
この問題に悩むようになって、ある会議でびっくり。発言される方が何度も、「きっちり」とおっしゃるではありませんか。う~ん、それもあったか。「きっちり」は、上記の2つでは、「きちっと」に近いように思えます。
「きちんと」と「きちっと」。ニュアンスは、かなり違いますよね。「きちっと」の方が強く、攻撃的な感じがする。私が知りたいのは、これを使い分ける方がいらっしゃるかどうかです。どんな風に使い分けるものか、コメントで教えていただけると幸いです。悩んでしまうと、穏便には済ませないのです。
初外出 ― 2008年02月08日 22時08分14秒
今日は、日本音楽学会の常任委員会のために、初めて外出。身体がなまっていて、あまり調子はよくありませんでした。外出禁止解除後の数日は、自分が行かないと成り立たないことのみを消化し、行った方がいいがいかなくても成り立つ案件や、日延べできる案件は、パスさせていただいています。ご迷惑をおかけします。
ジャストシステムから、Suite2008が届きました。てんこもりの統合ソフトです。最近はMS-Officeを使わず、ワープロは一太郎、プレゼンはAgreeでやっています。Officeの価格は、どうしても納得がいきません。添付ファイルを送るときにはWordに変換しますが、これは仕方ないところ。ついでなので、ブリタニカ国際大百科事典と、乗り換え案内も購入しました。ATOKから直接使えるのです。
それにしても、1年の速さを感じます。一太郎、ATOKのバージョンアップはいつもこの時期ですが、その都度操作に熟練しようと思い、指南書を買ってきては、そのまま12ヶ月。今年も挑戦してみます。
2月のイベントご案内(3) ― 2008年02月07日 20時36分21秒
来週から本格的に再始動しますが、イベントのお知らせを、間に合わなくならないうちにしておきます。
関西地区の方には、2月9日(土)の16:00からいずみホールで行われる今藤政太郎プロデュース「和の音を紡ぐ」をご案内します。長唄と三味線の国宝級名人を揃えた公演で、古典と、今藤先生のオリジナル作品が演奏されます。詳しくはいずみホール・ホームページで。私は、ご挨拶できないかもしれません。
2月14日(木)の19:00から、「礒山雅presentsバッハの宇宙~偽作の復権」というレクチャー・コンサートを、相模大野グリーンホール(多目的ホール)で行います。新バッハ全集からいったん省かれ、最終的に収録されたバッハのフルート・ソナタ(変ホ長調、ハ長調)を中心に、作品の真偽問題について考えてみよう、という企画です。他に、ロ短調のソナタのト短調版(初稿)と、C.P.E.バッハの2曲のソナタ(変ロ長調、ト長調)が演奏されます。演奏者はきわめつけで、有田正広さん、有田千代子さん。いらしてくださる方は、私にメールをくだされば置いておくようにします。前売り価格で3200円、私のアドレスはTX3T-ISYM@asahi-net.or.jp(小文字で可)です。よろしくお願いします。
回復中 ― 2008年02月06日 22時05分25秒
ご心配をおかけしております。病院に早めに行ったことが幸いし、悪化や後遺症はどうやら防げそうです。これまで、病院に行くのが面倒で「そのうち治るだろう」などと放置し、大ごとになったことが、何度もありました。皆様もぜひ、早めに病院に行く習慣をお付けください。あのまま仕事の旅に出ていたらと思うと、背筋が寒くなります。
静養中読んでいる本の感想とか、いろいろありますが、それはまた復活したら、ということで。(眼科クリニックは、よくオフ会をやった『ドルチェ』のすぐそばにあります。近くに、薬局が4件もあることに気づきました。)
まだ静養中 ― 2008年02月05日 22時17分31秒
お見舞いをくださった方々、ありがとうございます。キャンセルその他で連絡を差し上げた方の3分の2ぐらいが経験者で、ずいぶん多くの方が帯状疱疹を罹患しておられるのだと知って驚きました(私は初めてです、ダヴィデヒデさん)。伝染性があるためでしょうかね。ただ、顔にできた方は、今のところおられないようです。
顔の一部が、火事の焼け跡のようになってきました。これは、治る途上の現象だそうです。そういえば、たまにこういう顔の人を見たことがあるような。長いこと残ると、困りますね。明日まで、外出禁止です。
静養中 ― 2008年02月03日 22時25分55秒
静養中。今外に出るためには、赤城元農相のようにしなくてはなりません。帯状疱疹は、今は特効薬があり、それを持ち帰って家で治療できますが、以前は入院、即点滴になったとか。私の場合は三叉神経にからんでいるので、目や、まれには頭の方に行くこともあり、それを気をつけるように、とのことでした。
一昨日、頭にぴりぴりする痛みがあり、高血圧ではないかと心配していました。これは典型的な副症状である神経痛で、養生が悪いと後遺症になるそうです。「開業してから、そういう後遺症は1件も出さないようにと思ってやっています」とおっしゃる先生の表情はきりっとしていて、なかなか。病院の内部には手書きでたくさんの張り紙がしてあり、病気の予防法とか、薬の紹介とか書いてあるのですが、どうやら先生の自筆のようで、心温まる雰囲気でした。
以前、病院の医療過誤を経験しましたが、その後はとても病院に恵まれています。もう少し、静養します。
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