ふらりと富山に降りたら2016年10月18日 07時29分47秒

日曜日(16日)の富山は、最近にない快晴でした。新幹線「かがやき」で長野の先まで行くのは初めて。格段に、便利になりました。

せっかくですから前夜泊か当日泊をしたかったのですが、あいにく土曜日の夜はコンサート、月曜日の午前は授業ということで、日帰りになりました。しかし食べ物のおいしい富山のことです。昼食は何かおいしいものを食べたいな、と思い、余裕を見て到着しました。

私は、お店をじっくり選ぶタチです。決めかねているうちに時間切れ、というお昼もひんぱんにありますが、今日は時間があるので、選ぼうと思いました。

広々して整った町並みは、気持ちのいいことこの上なし。ところが、入るお店がないのですね。荷物を転がしながら、公演場所の県民会館を過ぎて富山城の先まで行ってみました。しかしお店が少ない上に、ほとんど休業なのです。観光客は、休日の昼間に来るんじゃないんですかね。

博多ラーメンを富山で食べても、と思い、時間の切迫する中、お城を回って駅に戻りました。すると駅前広場の中ほどにプレハブ(?)の「さかなや撰鮮」というお店があり、賑わっているではありませんか。食券を買い、呼ばれるのを待つセルフ方式のお店です。

ここの海鮮丼が、じつに絶品。さすが富山です。気をよくして県民会館に戻り、ロ短調ミサ曲について、2時間お話ししました。バッハアンサンブル富山さんでの講演は2回目ですが、熱心さ、真摯さともに最高の聴衆のひとつで、私も力が入りました。

会食も盛り上がりました。皆さん、作品に対して自分の意見をお持ちなのですね。3月12日は、きっといいコンサートになるでしょう。

お別れして駅に戻ると、35分のゆとりがあります。そこでふたたび「さかなや撰鮮」に赴き、白ワインでお刺身。これがまた特上でした(笑)。市内を回ったからこそ巡り会えた、珍味でありました。

お店がない、というのは私の探し方が悪い、ということになりましたが、予備知識なしにふらりと下車された方は、このお店に直行されることをお勧めします。