メダル掛け2017年11月28日 22時18分37秒

25日、26日の週末、全日本合唱コンクール全国大会の「大学職場一般」の部が行われました。場所は、池袋の東京芸術劇場。大阪での中高の部に続く激戦の審査を終え、前門の虎と後門の狼を、なんとかやり過ごした心境です。

想定外にも、今回は審査委員長を仰せつかってしまいました。ですので、内容にかかわる個人的な感想や苦心談は、書くのを控えておきます。想像通り、一般の部の競争レベルは恐ろしいほどに高く、みんな本当にうまいなあ、と感心しきりでした。

審査委員長と言っても権限はとくになく、審査はみな平等です。しかし特筆すべき仕事が、一つありました。それは、表彰式のメダル掛けです。金賞の団体の指揮者の方にメダルを掛け、おめでとうと申し上げ、ニッコリと、握手までしてしまう。これは光栄で、私としては嬉しい仕事でした。

もちろん私は代表としてそうしているわけで、選考結果をもとに、儀式を遂行しているわけです。胸を張ってできる場合ばかりではなく、罪深い気持ちにしばしば誘われたことは、推測していただけることと思います。

ともあれ、終わってほっとしました。12月には、それほど気持ちの負担になる仕事はありません。合唱の世界では、力不足で寿命をちょっと縮めたかもしれないけれど、今年もいい勉強をさせていただきました。