今月のCD ― 2015年10月27日 10時34分14秒
冒頭のチェロの旋律を聴いたとたんになつかしモードに入ってしまい、情緒にひたって聴き通したのが、ビエロフラーヴェク指揮、チェコ・フィル演奏によるドヴォルザーク交響曲第8番+《新世界より》のCD(デッカ)。チェコ・フィルの人たちにとっては何度演奏したかわからない曲でしょうが(私も第8は演奏したことがある)、細やかな連携はみごとで、作品への、また郷土への愛が伝わってきます。その自然さが、何より。
もうちょっと新しい曲が聴きたい、ということであれば、ショスタコーヴィチの第10交響曲はどうでしょう。アンドリス・ネルソンスがボストン交響楽団を使って開始したシリーズの1枚目です(クラモフォン)。ショスタコーヴィチの交響曲というと「晦渋」という言葉が浮かんできますが、この演奏ではすべてが明晰な意味をもって聞こえてきて、教えられるところ大です。
もっと新しい方がよければ、ルトスワフスキのピアノ協奏曲があります。ソロを弾くツィメルマンのセンスはさすが。オケはラトルとベルリン・フィルで、やはりグラモフォンです。
もうちょっと新しい曲が聴きたい、ということであれば、ショスタコーヴィチの第10交響曲はどうでしょう。アンドリス・ネルソンスがボストン交響楽団を使って開始したシリーズの1枚目です(クラモフォン)。ショスタコーヴィチの交響曲というと「晦渋」という言葉が浮かんできますが、この演奏ではすべてが明晰な意味をもって聞こえてきて、教えられるところ大です。
もっと新しい方がよければ、ルトスワフスキのピアノ協奏曲があります。ソロを弾くツィメルマンのセンスはさすが。オケはラトルとベルリン・フィルで、やはりグラモフォンです。
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