ご報告がたまっていますが、「古楽の楽しみ」の予告を先に。
バッハの鍵盤組曲の中で最後まで温存していた、《イギリス組曲》を特集しました!バッハの鍵盤音楽、ピアノを使った方が反響は明らかに大きいのですが、作品に親しむにはチェンバロも聴いていただきたい気持ちがあり、今回も、チェンバロとピアノを半々にしました。1人1回、の原則も貫いています。
10日(月)は、第1番イ長調の全曲を、曽根麻矢子のチェンバロで聴きます。次にフランスの若手ピアニスト、レミ・ジェニエの演奏で、プレリュードとサラバンド。残った時間は第2番、第3番の予告に充てました。マルティン・シュタットフェルトのピアノで第2番のプレリュードとブーレー、第3番の4曲を、グスタフ・レオンハルト往年の演奏で。まったく違う世界ですが、お好みでお聴きください。
11日(火)は、第2番イ短調全曲を、パスカル・デュブレイユのチェンバロで。次に巨匠ネルソン・フレイレのピアノ新録音により、第3番の全曲。残った時間で、ルドルフ・ブーフビンダーの第3番から2曲。いずれもいい演奏ですが、ブーフビンダーは大穴の名演という感じがします。
12日(水)は、第4番変ホ長調。全曲を渡邊順生のチェンバロで、舞曲2つをウラディーミル・フェルツマンのピアノで。第5番ホ短調にはピョートル・アンデルジェフスキの新録音を使いました。私見では、シュタットフェルトよりアンデルジェフスキの方が、数段、本格的なバッハです。
13日(木)は、もっとも長大な第6番ニ短調。全曲はチェンバロで、ロシアのオルガ・マルティノワ。ピアノは比較の末、マレイ・ペライアを選びました。深みのある、さすがの演奏です(ちなみにシフとグールドは、最初から除外しました)。ペライアとレオンハルトを除いて、すべて21世紀の録音を使っています。お楽しみいただければと思います。
少しずつ先生のおっしゃることが分かるようになってきました。(←え、今頃かい?)レオンハルトがペライアがシフがグールドが誰なのか分かるようになってきました。アンデルジェフスキはパルティータのときもちょっと登場したピアニストですね。こつこつ覚えて、お気に入りを増やしていきますっ!
何かが「わかるようになる」って、本当に嬉しいことですよね。久美さん、ありがとう。
お隣の奥様がピアノを習っていらっしゃってちょおと前に練習はじめられた聞きなれない、美しい曲がイギリス組曲でした。それ以来イギリス組曲は気になっていました。平均律の名盤があるリヒテルのライブ盤を買いましたが、いまいちぴんと来ません。先生の放送をきいて勉強しなおしてみます。
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