パソコン環境は統一すべし2017年05月21日 23時23分51秒

長いこと、オフィスを使っています。1にWord、2にPowerPointで、Exelはほとんど使いません。基本的な機能だけで済むのですが、バージョンアップはその都度しています。

しかし、現在のノートパソコンを購入したとき、Officeはいらないかな、と思ったわけですね。そこでOpenOfficeを入れ、Google-Slidesを併用する形で、乗り切ってきました。ノート(レッツノート)を使う機会が減少しましたから、一応なんとかなっていたのです。

でもやっぱり、慣れない分だけ、いろいろなところで無駄が重なります。それって結構馬鹿にならないなあ、という思いが、今回の経験で決定的になりました。

私は19日(金)、大阪国際室内楽コンクールのスペシャル・コンサートで、ナビゲーターを依頼されていたのです。短い解説時間を最大限活用するために、かなり詳しい原案を文書化して用意するのが最近のやり方。リハーサルが終わり、イメージを掴んでから最終バージョンを作りましたので、完成は開場後、開演の迫る頃になりました。

原稿はいずみホールにメールで送り、プリントアウトしてもらう段取りでした。ところが、アプリが違うためにファイルの保存先がわからなくなり、送るに送れなくなってしまったのです。

私はめったにパニックにはなりませんが、いざなると、当たり前のことでもできなくなるタチです。そのせいか見つからず、時間は迫るで大いに焦り、仕方がない、ノートパソコンをもって舞台に出て、それを見ながらやる形で許してもらおう、と思い、ノートを片手に、ホテルからホールに走りました。

しかし、気づいたことあり。ファイルが見つからなければ、パソコンをもっていても無用の長物だ、ということです。必死の作業でファイルを探し出し、送ったファイルのプリントをすぐスタッフが届けてくれて、事なきを得ました。

出先ではどうしても慣れていない方のマシンを使うわけですよね。ですから、環境はぜひ統一しておくべきだと思います。学会などで、ノートパソコンの操作で立ち往生する発表者を案外よく見ます。私だけのことではないように思います。

話が遠回しになりましたが、この感動的だったコンサートとその母体である国際コンクールについて、次にご報告いたします。