ものを大切にする心 ― 2008年09月22日 23時38分31秒
白蝶さん、お久しぶりです(→コメント)。『春の数えかた』、さっそく読みますね!
というわけで、読書の話題続き。成毛さんの並行読書術をなお実践中なので、松本旅行には4冊買って、道中読んでいきました。中でも面白かった、というよりほとんど感動したのは、武田邦彦『偽善エコロジー~「環境生活」が地球を破壊する」(幻冬舎新書)という本です。
エコロジーにしろ、地球温暖化にしろ、原理主義的に声高な打ち出しに何となく違和感があったものですから、異説を知ろうと思って買ってみました。そうしたら、実証データと大局観に裏付けられた、とてもいい本。諄々とした語り口で、資源保護、温暖化、リサイクルなどをめぐる、思い込みの誤りを正してくれます。最後は、本当に大切なのはリサイクルより昔ながらの「ものを大切にする心」だ、という結論になり、共感をもって読了しました。
今日研究室でその話をしましたら、すでに読んでいる方がおられ、同感の由。まとまった異論もきっとあるのでしょうが、この本を踏まえて議論したい、と思います。もちろん私は、ものを大切にすることは、大賛成です。
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