恒例:今年の総括(1)2014年12月30日 10時09分10秒

今年も、おかげさまで元気で過ごすことができました。ともあれ、たいへん忙しかった、というのが実感。ゆっくり下山するつもりだった人生が、長い尾根道を上り下りするような感じになってきました。今年は10大ニュースを分野別で選び、2回に分けて記述します。今日は、4位から10位までです。

4位(業績枠):『モーツァルト』の出版。ちくま学芸文庫という新しい場で、モーツァルトに対する考えを整理できたのは幸いでした。しかしこれ1冊ですから、多産とは言えません。

5位(学会枠):日本音楽学会の選挙管理委員長を務めました。手足になって働いてくれた委員・幹事の方々の意気込みがすさまじく、楽しい経験になりました。

6位(公用枠):霞ヶ関詣で。地方に足を運んだりさまざまな書類を読んだりするのはこちらの関連ですが、かなりの時間を取られています。もちろん、わかること、開けることもたくさんあります。

7位:(放送枠):「古楽の楽しみ」から、《ロ短調ミサ曲》のリレー演奏。どの回もCD集めから入り、楽しみつつ構成に凝っています。テレビの「らららクラシック」にも、ときどき出演させていただきました。

8位(講座・講演枠):バッハ・アンサンブル富山での《マタイ受難曲》講演。今年は2つの大学で非常勤を、新宿と横浜でカルチャーを、立川と須坂で継続の市民講座を、その他いろいろな場で講演をさせていただきました。どこでも本当にお世話になりましたが、富山を選んだのは、受講人数が最大でしかもたいへん熱心に聞いてくださったこと、地域の味わいを楽しめたことによります。

9位(職場枠):いずみホールでは、モーツァルト、バッハのオルガンという2つのシリーズを中心にプロデュースしました。オルガン・シリーズが相変わらず好調なのが嬉しいことで、7月のダニエル・ロトさんのコンサートはとりわけ感銘深いものでした。継続中ですから、9位にとどめておきます。

10位(飲食枠):おいしいワインをずいぶん飲んだ今年。勢い余って、名店ラ・ゴローザを店じまいに追い込んでしまいました(と、皆さんがおっしゃいます)。いろいろな方と訪れた思い出をなつかしみつつ、これを10位にしておきます。ベストスリーは、明日。