続・うかつな方のために2015年01月29日 01時01分36秒

慎重に日々を過ごしている、私。「一分の隙もない」と評された方が、複数あります。ほめられているとは思いませんが、慎重さの結果うかつさに不足するとすれば、やむを得ないことです。

水曜日は、会議の後オペラに行くことになっていました。こういう時にありがちなのは、会議の資料は持参したが、オペラのチケットは忘れてしまった、というケース。もちろん私のことですから、しっかり確認して持参しました。

ところが、新国立劇場に入場しようとしたところ、どこをどう探しても、チケットが見つからないのです。階段でバッグやポケットを必死で探している私の姿に気づいた方も、いらっしゃるかもしれません。

結局あきらめて、チケットを忘れたと申告(シャレではないですよ)。親切に再発行していただき、所定の座席に座ることができました。でも心臓に悪かったですね。チケット、会議場に置いてきたのかもしれません。

観たのは、《さまよえるオランダ人》です。スロースタートでしたが、第2幕の二重唱あたりから急激に盛り上がりました。4人の外国人キャストにたいへん力があり、合唱も良かったです。最後は、ゼンタが幽霊船を操縦して自沈するという演出。それなりに納得する幕切れでした。・・・これって、マイナスをプラスに変えたことになるんでしょうか。

コメント

_ 久美 ― 2015年01月29日 10時19分37秒

先生がまた何かやらかしてるかな?と面白半分に今朝もたずねてみるとやっぱりやらかしていて、絶句です。どうして慎重にされているのに先生にばかりこういうことが起こるのでしょう?わたしは心配性なわりに詰めのあまい人間ですがそんなにハプニングってないですよ。思うに、先生はお出かけになることややることが多岐であるゆえに出来事も局面もハプニングも多くあるのでしょうね。わたしはうらやましいです。ちょっとドキドキしましたけどオペラも楽しまれたようで、マイナス→プラスってことでいいと思います。わたしならしょんぼりしてオペラ楽しめません(笑)

_ 波女 ― 2015年01月31日 10時56分07秒

きっといいお席だったのでしょう。再発行していただけて良かったです。私も時々ありますが、最近劇場の対応も親切ですね。デジタル時代になって、会員情報などがそれだけ把握されていると言うことかも知れません。
昔、さる場所でチケットを忘れたとき、ゴタゴタしそうだったので、気分を損ないたくないため、取りあえず一番安い席を買って入場、入ってから本来の自分の席に座ったことがあります。当然、同じ席のチケットが重なるはずはないので、そのまま終わりまでゆっくりと鑑賞しました。席番号をメモしておいたので助かりましたが、最近は予定そのものを忘れ、終わってから気づくこともあります。

_ I招聘教授 ― 2015年01月31日 11時59分47秒

波女さんの奥ゆかしい行動に拍手です。一歩引いた対応が結局得、ということはよくありますよね。

_ hajime ― 2015年01月31日 21時26分53秒

《オランダ人》、今日 (1/31) 観ました。実は、序曲で帰りたくなりましたが、3階でも ¥10,000 、あまりに勿体ないのでそのまま居続け、「4人の外国人」と「合唱」は楽しみました。ラストの "趣向" で、それまでの舞台の "マイナス" を、少しは取り戻せたのでしょうか・・・

_ I招聘教授 ― 2015年02月02日 00時51分01秒

hajimeさん、大阪から来たんですか?おっしゃることの意味はわかるのですが、第2幕の二重唱以降、盛り上がったと思います。私、あの二重唱がワーグナー熱の始まりなので、注目しているのです。

_ hajime ― 2015年02月03日 18時02分20秒

I 先生、ご多忙の最中にご返信いただき、恐縮しております。ありがとうございます。

序曲から続く船員たちの所作で暗い気分になったので、途中からは「音楽」に専念し、(せっかくの高まりを削いでしまうパウゼや、肝心なところで頼りにならないブラスには少々悩まされたものの) それなりに楽しみました。
ちなみに、翌日 (2/1) の《こうもり》では、「オペラ」を楽しむことができました。

_ I招聘教授 ― 2015年02月04日 07時03分17秒

おっしゃる意味、よくわかります。

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