野球考2015年04月12日 12時00分29秒

プロ野球、シーズンになりましたので、趣味として追いかけています。今年の応援は、セ・リーグが広島カープ、パ・リーグがオリックス・バッファローズ。どちらも優勝争い、と意気込んでいました。

しかし私の応援がたたったのか、どちらも現在(日曜日の試合前)、最下位。この両チーム、共通点があるように思えてなりません。試合ぶりが淡泊。負けが込むと落ち込み、反発力がない。そして、監督がすこぶる付きの美男。これだけ落ち込むと、素人目にも、采配が気になります。

しかし、こうした経過は、あらゆる評論家の予想を裏切っているわけですよね。とくにセ・リーグは、横浜、中日、ヤクルトが上位にいるという、驚くような逆転現象。そこで思うのですが、野球はきわめて勝敗の予測ができにくいスポーツで、それが、間の空きがちな競技の面白さになっているのではないでしょうか。

他のスポーツは、どんなものでも、ある程度予測がつきますよね。団体競技でも強弱はかなりはっきりしていて、優勝候補が連戦連敗ということは、まず考えられない。それだけ、野球の勝負に、複雑なファクターがからみあっているということだと思います。したがって、弱いとされる方にも、つねにチャンスがある。新人が大手柄、ということもよく起こります。

ただその中にも、ツキの理論は存在すると思うのです。たとえば、登板すれば勝利が転がり込むという風に見えた中日の又吉というピッチャーには、その反動が来ている。去年みごとに機能していたオリックスの救援陣も、今年はダメ。「運をつかむ」ことが、采配のポイントであるような気がします。