古稀になりまして2016年05月02日 05時59分08秒

毎年5月に入ると、歳が一つ増えます。でも今年は、一挙に10歳増えたような実感があります。なぜなら大台に乗って、(あまり口にしたくはないが)「古稀」という段階に達したからです。

最大の慨嘆は、50歳になったときにありました。しかし「60歳よりまし」と思って乗り越えました。60歳の衝撃はそれほどではなく、「70歳よりまし」という思いが、より大きな励みになりました。今回は、「80歳よりまし」という思いが、決定的な励みとなっております。

60歳の時に思ったのは、70歳になったら人生の罪滅ぼしに般若心経でも書き写しているのではないか、ということでした。そう申し上げたところ、「たのくら」の大先輩が「そんなことは絶対あり得ない」とおっしゃったことを覚えています。先って自分にはわからないものですね。確かに、そうなっておりません(笑)。

40歳の時に大病をし、父の71歳を目標に生きよう、と思ってきました。相当近づきましたが、もうこの先は、目標を立てるような時間帯ではないことでしょう。できるだけ本質に集中して、恩返しになるような仕事をしたいと思います。

ギリシャ語が、あるところまで来ました。本当にやってよかったと思っています。しかし恐れていた通りのことが起こりました。ヘブライ語をやらないわけにはいかない、と思うに至ったのです。文字が同じように見えることに、途方に暮れているという段階ですが・・。