今月のCD ― 2016年12月27日 10時50分25秒
今月の新譜は、どうしたものか、ロシアものに集中した印象です。「たのくら」でやっているムソルグスキーの《ボリス・ゴドゥノフ》に、なつかしいNHKスラヴ・オペラの録音(マタチッチ指揮)が出ましたし、ゲルギエフのプロコフィエフ・シリーズ(ピアノ協奏曲第4番、第5番、交響曲第4番、第6番、第7番)も、まとめてきくと変遷がよくわかります。
でも今月はやはり、チャイコフスキーでしょう。ユロフスキ指揮、ロンドン・フィルのライヴ(エイベックス)で、久しぶりに後期三大交響曲を楽しみました。軽めの音作りですが、爽やかではつらつとしています。曲として私が好きなのは、第5番。演奏としては、《悲愴》がとりわけいいように思いました。
で、特選盤は、リサ・バティアシュヴィリのヴァイオリン、バレンボイム指揮 シュターツカペレ・ベルリンによる、チャイコフスキーとシベリウスのヴァイオリン協奏曲です。
ヴァイオリンは幅の広い楽器ですが、バレンボイムはバティアシュヴィリの趣味の良さに惚れ込んで起用しているらしく、繊細さは特筆もの。独走したくなる曲を独走せず、オーケストラをしっかり聴きながら溶け込み、アンサンブルを作っていく配慮が、演奏を格調高いものにしています。大好きなシベリウスのコンチェルトとの組み合わせは何より。
でも今月はやはり、チャイコフスキーでしょう。ユロフスキ指揮、ロンドン・フィルのライヴ(エイベックス)で、久しぶりに後期三大交響曲を楽しみました。軽めの音作りですが、爽やかではつらつとしています。曲として私が好きなのは、第5番。演奏としては、《悲愴》がとりわけいいように思いました。
で、特選盤は、リサ・バティアシュヴィリのヴァイオリン、バレンボイム指揮 シュターツカペレ・ベルリンによる、チャイコフスキーとシベリウスのヴァイオリン協奏曲です。
ヴァイオリンは幅の広い楽器ですが、バレンボイムはバティアシュヴィリの趣味の良さに惚れ込んで起用しているらしく、繊細さは特筆もの。独走したくなる曲を独走せず、オーケストラをしっかり聴きながら溶け込み、アンサンブルを作っていく配慮が、演奏を格調高いものにしています。大好きなシベリウスのコンチェルトとの組み合わせは何より。
コメント
_ taisei ― 2016年12月28日 11時56分01秒
_ taisei ― 2017年01月10日 14時16分28秒
バティアシュヴィリのCD 、年始のお年玉のつもりでタワーレコードに買いに行ったら何と品切れ!メーカーも在庫切れで予約も出来ず。教授の推薦の威力、恐るべし(笑)
_ I招聘教授 ― 2017年01月11日 01時08分03秒
私のせいじゃ全然ないですが、彼女人気あるんですね。そこまで有名とは。
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先日、TVの情熱大陸でライプチヒバッハコンクールでオルガン優勝した冨田一樹さんをとりあげていました。大阪・摂津市の出身だそうです。4月4日にイズムホールでコンサートがありますね。先生も応援演説(笑)をされるそうで、楽しみにしています。来年もよろしく