2017年を回顧する2017年12月31日 00時05分29秒

毎年自分なりの10大ニュースをまとめていますが、今年は順位でなく、時間軸で整理することにしました。もちろん1位は、博士論文を書いたことです。しかしそれ以外には、順位をつけることがむずかしいのです。

(1)この3月で、聖心女子大・國學院・ICUの非常勤講師を退任。大学での授業は、すべて終了しました。(ずいぶん前のことのような気がします。)

(2)6月10日に、藝術学関連学会連合のシンポジウムを神戸で開催。来年6月にもう一度開催して、会長を退任します。

(3)その翌日から、ライプツィヒ・バッハ祭へ。モンテヴェルディの《ヴェスプロ》が頂点をなす音楽祭を同行の方々と満喫し、その後、北ドイツの北海沿岸を訪れました。

(4)NHKの「古楽の楽しみ」、今年は音楽史を広く見る特集を多くやりました。もっとも印象に残っているのは、6月の聖母マリア特集です。

(5)6月に雄犬「陸」が死に、7月に雌犬「レーナ」がやってきました。バッハと同じ誕生日だけあって、勤勉・努力型の犬であると感じます。彼女が最近熱中していることがあり、またご報告します。

(6)9月、大阪のいずみホールで、「ウィーン・ムジークフェスト」を開催。実力派のピアニスト、ブーフビンダー氏の際立った存在感により、充実の催しになりました。

(7)10月上旬に博士論文「バッハの《ヨハネ受難曲》―その前提、環境、変遷とメッセージ」を完成、提出しました。審査は年明けになります。大詰めの8月、9月は机に向かって集中する日々でした。

(8)朝日カルチャーの仕事を新宿と横浜でたくさんさせていただきましたが、10月から早稲田のエクステンションセンターに出講、上智大学のシンポジウムにも参加しました。毎回配付資料を作成し、できるかぎり準備して臨みました。

(9)全日本合唱コンクール全国大会の審査員を、10月に大阪、11月に東京で務めました。至りませんが、熊本、新潟の県大会にも初めてお邪魔しました。

(10)12月10日、15年続けたすざかバッハの会の連続講義にピリオドを打ちました。子供の頃を過ごした千曲川沿岸を定期的に訪れ、ずいぶん命の洗濯をさせていただきました。

こうして回顧すると、今年も大切な年だったなあと思います。お世話になった多くの方々に、心より御礼申し上げます。皆様、どうぞよいお年をお迎えください。