鋼鉄の肉体2011年02月16日 18時07分18秒

土曜日(2/12)は、雪のち晴れの松本で、自由行動。温泉どまりの私に欠かせないのは、マッサージに行くことです。

松本をぶらぶら歩きながら、お店を探しました。ところがどういうものか、お店の多くが、ピンク色の看板を掲げているのです。そうなると、なぜか入りにくい。ここでもない、あそこでもないと歩いているうち、よさそうな店を見つけました。

漢方薬のお店の、2階です。これなら、医療一筋に違いない(注:ピンク色の看板のお店も医療一筋なのかもしれませんが、調べるすべがありません)。台湾系のお店。脇の階段を登ると、やや雑然とした店内に何人も女性が密集している。よく見ると、麻雀に興じているのです。2階は意外に広く、いくつものベッドが暗がりの中に並んでいます。もらった着替えは湿っていて、ひんやり。不吉な予感がしてきました。

まあそれは、思い過ごし。日本語片言の中年女性が、思い切りもんでくれました。カタイ、カタイ、と感心(?)しながら全力投球(ありがとう)。凝っているところがあると、挑むように、そこに集中します。肘を多く使い、時には背中に乗って、体重をかける。人生有数の痛さでした(笑)。中国系のマッサージって、こういう傾向ですよね。

プロのマッサージ師の人がどなたも「本当に固い」と驚いてくれるので、だんだん、自信が出てきました。そこで思い出したのは、少年時代のことです。文弱の徒でコンプレックスをもっていた私は、「男である以上、鋼鉄の肉体を手に入れたい」と思っていたのです。現在ではそれが、実現されている。願うことは実現するものですね、ちょっと意味は違いますが。