今月のCD/DVD ― 2014年02月24日 08時52分47秒
今月はタイミングもあり、モーツァルト《レクイエム》、クラウディオ・アバド指揮 ルツェルン祝祭管弦楽団(キングインターナショナル、DVD)に絞りました。新聞からそのまま引用させていただきます。
2012年8月のライヴ。天地ともに和す趣の、崇高な演奏だ。バイエルンとスウェーデンの放送合唱団、プロハスカ、ミンガルド、シュミット、パーペのソリスト、そしてオーケストラが一体となってまろやかな響きを奏で、それが曲ごとに、いや増す感動の潤いで満たされる。モーツァルトとアバドに共通するのは、最後の刻を音楽に捧げ尽くす姿だ。それだけに、部分的に採用されたレヴィン版に自我が見えるのは惜しい。終了後、拍手が起こるまでの深い静寂が、じつに45秒。それを共有した聴衆も立派だと思う。
2012年8月のライヴ。天地ともに和す趣の、崇高な演奏だ。バイエルンとスウェーデンの放送合唱団、プロハスカ、ミンガルド、シュミット、パーペのソリスト、そしてオーケストラが一体となってまろやかな響きを奏で、それが曲ごとに、いや増す感動の潤いで満たされる。モーツァルトとアバドに共通するのは、最後の刻を音楽に捧げ尽くす姿だ。それだけに、部分的に採用されたレヴィン版に自我が見えるのは惜しい。終了後、拍手が起こるまでの深い静寂が、じつに45秒。それを共有した聴衆も立派だと思う。
雄大な人形浄瑠璃 ― 2014年02月25日 19時47分10秒
20日(金)。都内で会議を終えてから、国立劇場へ。夕食も珍しくそばを食べて、伝統芸能に備えました。この日は小劇場で、文楽の公演があるのです。有名な『本朝廿四孝』から、十種香の段、奥庭狐火の段が、後半のプログラムになっています。字幕も完備されていて、勉強に役立ちます。
面白いですね。主役が人形であることを最大限生かすために、独特の様式が育成されていると観察しました。まことに華麗、かつ、きわめて劇的。大夫の浄瑠璃が大模様を張る雄弁で、しかも人により、大きく違います。私は松本で育っていますので、諏訪を舞台にした奥庭狐火の段に、とりわけシンパシーを感じました。熱心なファンが、大勢。今度は大阪で応援したいと思います。
面白いですね。主役が人形であることを最大限生かすために、独特の様式が育成されていると観察しました。まことに華麗、かつ、きわめて劇的。大夫の浄瑠璃が大模様を張る雄弁で、しかも人により、大きく違います。私は松本で育っていますので、諏訪を舞台にした奥庭狐火の段に、とりわけシンパシーを感じました。熱心なファンが、大勢。今度は大阪で応援したいと思います。
3月のマイ・コンサート(東京編) ― 2014年02月27日 10時18分55秒
3月のご案内第1弾です。「マイ・コンサート」と題したのは、私がトークでステージ出演する、という意味です。
3月8日(土)14:00から、立川市錦地域学習館で、恒例の「錦まつり」コンサートがあります。27年の歴史を誇る「楽しいクラシックの会」の企画提供です。
「~って面白い!」と題する楽器シリーズが一段落し、昨年から「~てすばらしい!」と題する声楽シリーズに入っています。今年は「メゾソプラノってすばらしい!」。歌は包容力と存在感、ご人徳と温かさで万人に愛されるメゾソプラノ、岩森美里さん(国立音大教授)。ピアノは久元祐子さんです。第1部 ピアノで贈る!ワルツ・メドレー(小犬のワルツなど)/第2部 歌で贈る!イーストアジアの花メドレー(アリランなど)/第3部 歌とピアノで贈る!愛の讃歌(ハバネラなど)という、大サービスのプログラム。入場無料、茶菓子付きですよ!
3月10日(月)18:30からは、新装なった立川市市民会館のたましんRISURUホール小ホールで、「楽しいクラシックの会コンサート~本格的ピリオド楽器で バッハの受難曲、カンタータを聴く」を開催します。昨年12月に須坂で作った公演ですが、ぜひ東京でやりたいね、という話になり、会のご協力で実現しました。第2ヴァイオリン以外は同じ顔ぶれです。
第1部がカンタータ第9番《救いがわれらにやってきたのは》の全曲。いい曲なので「バッハの《第九》」と呼んでいます。チェンバロのプレリュードとフーガ付きでプレゼンテーションします。
第2部は、「バッハの受難曲を聴く~《マタイ受難曲》《ヨハネ受難曲》の名場面比較」という企画です。「ペトロの否認」とイエスの死に続く天変地異の聖書場面、それに続くアリアとコラールを比較します。こうすると、ソプラノ、アルト、テノール、バスのアリアが全部入るのですね。どれも名曲です。締めは《ヨハネ》の最終コラールです。
出演はiBACH声楽アンサンブル~安田祥子(ソプラノ)/高橋幸恵(アルト)/大野彰展(テノール)/小藤洋平(バス)~とiBACH器楽アンサンブル~須賀麻里江、阿部まりこ(ヴァイオリン)/小林瑞葉(ヴィオラ)/山本 徹(チェロ)/塩嶋達美(フラウト・トラヴェルソ)/尾崎温子(オーボエ)/廣澤麻美(チェンバロ)の皆さん。急上昇中なので、ぜひ応援してあげてください!
会の市民サービスのため、2000円という安い入場料です。しかし前売り1500円で受付に置きますので、ご希望の方は、コメントをメールアドレス付きで入れてくださると嬉しいです。よろしくお願いします。
3月8日(土)14:00から、立川市錦地域学習館で、恒例の「錦まつり」コンサートがあります。27年の歴史を誇る「楽しいクラシックの会」の企画提供です。
「~って面白い!」と題する楽器シリーズが一段落し、昨年から「~てすばらしい!」と題する声楽シリーズに入っています。今年は「メゾソプラノってすばらしい!」。歌は包容力と存在感、ご人徳と温かさで万人に愛されるメゾソプラノ、岩森美里さん(国立音大教授)。ピアノは久元祐子さんです。第1部 ピアノで贈る!ワルツ・メドレー(小犬のワルツなど)/第2部 歌で贈る!イーストアジアの花メドレー(アリランなど)/第3部 歌とピアノで贈る!愛の讃歌(ハバネラなど)という、大サービスのプログラム。入場無料、茶菓子付きですよ!
3月10日(月)18:30からは、新装なった立川市市民会館のたましんRISURUホール小ホールで、「楽しいクラシックの会コンサート~本格的ピリオド楽器で バッハの受難曲、カンタータを聴く」を開催します。昨年12月に須坂で作った公演ですが、ぜひ東京でやりたいね、という話になり、会のご協力で実現しました。第2ヴァイオリン以外は同じ顔ぶれです。
第1部がカンタータ第9番《救いがわれらにやってきたのは》の全曲。いい曲なので「バッハの《第九》」と呼んでいます。チェンバロのプレリュードとフーガ付きでプレゼンテーションします。
第2部は、「バッハの受難曲を聴く~《マタイ受難曲》《ヨハネ受難曲》の名場面比較」という企画です。「ペトロの否認」とイエスの死に続く天変地異の聖書場面、それに続くアリアとコラールを比較します。こうすると、ソプラノ、アルト、テノール、バスのアリアが全部入るのですね。どれも名曲です。締めは《ヨハネ》の最終コラールです。
出演はiBACH声楽アンサンブル~安田祥子(ソプラノ)/高橋幸恵(アルト)/大野彰展(テノール)/小藤洋平(バス)~とiBACH器楽アンサンブル~須賀麻里江、阿部まりこ(ヴァイオリン)/小林瑞葉(ヴィオラ)/山本 徹(チェロ)/塩嶋達美(フラウト・トラヴェルソ)/尾崎温子(オーボエ)/廣澤麻美(チェンバロ)の皆さん。急上昇中なので、ぜひ応援してあげてください!
会の市民サービスのため、2000円という安い入場料です。しかし前売り1500円で受付に置きますので、ご希望の方は、コメントをメールアドレス付きで入れてくださると嬉しいです。よろしくお願いします。
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