写真わずかですが ― 2014年08月11日 23時22分13秒
モンテヴェルディのコンサートから、もう10日経ちましたね。早いものです。写真を探してみましたが、まさお君のスナップが若干あるだけでした。それでがまんしていただき、若干の回顧談を。
ご覧のように、チェンバロの鼻を舞台上に突っ込んだ形に配置しました。渡邊さんが全体を統括できるようにし、ハープ演奏の見た目なども楽しんでいただこうという配置です。《ウリッセ》第1幕、牧童から女神に変身したミネルヴァ(渡邊有希子)に、ウリッセ(櫻田亮)が臣従の姿勢を取っているところ。見せ場のひとつです。
次は終了後の楽屋。中央が私、左が加納悦子さん。熱く長い拍手に、みな感激していました。よくコンサート終了後、拍手が続いているのに演奏者がさっぱり出てこなくて、どうしたんだと思うことがありますよね。その理由、わかりました。袖で譲り合っているのです。
同じく終了後の楽屋。幸運の神/小姓の川辺茜さんと握手しているところ。後ろがヴァイオリンの渡邊慶子さん、奥が、終わると睦まじいオッターヴィア(加納さん)とポッペア(阿部雅子さん)。
コメントでこの企画の教育効果を指摘していただいたのは、たいへん嬉しいことでした。出演したのは国音時代にiBACHや論文指導の場で知り合った仲間たちですが、ほとんどは歌曲専攻、バッハやバロックの大好きな、知性派ぞろいです。渡邊順生さんも休憩中に「国音のレベルの高さはたいしたもの」とおっしゃっていましたので、必ずしも身びいきではないと思います。みな、作品本位に、一生懸命勉強する人たちです。
音楽の世界全体から見ればささやかもいいところの場ではありますが、少しでも残るものがあれば、と思っております。よろしくお願いします。
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