今月のイベント2014年09月04日 16時30分40秒

信州行の連載をしているうちに、大事なイベントが始まってしまいました。いま、いずみホールで、今年のモーツァルト企画へのプレイベントのリハーサルが終わったところです。シュタインとワルターのフォルテピアノを比較して使い分けながら、ピアノのソナタや変奏曲、ファンタジー、ヴァイオリン・ソナタを聴こうという企画です。

演奏とお話は久元祐子さん、ヴァイオリンは須賀麻里江さん。早く言ってよ、という方もおられるかと思いますが、満席でチケットはずっと前に締め切られていました。ごめんなさい。

朝日カルチャー新宿校も、昨日から始まっています。午前中ワーグナー講座は《神々の黄昏》の第二幕で、ショルティの録音風景の映像を見ました。昔熱い血をたぎらせて聴いた録音ですが、なぜか感動は戻って来ませんでした。17日にもう一回、第二幕を扱います。

午後の《ヨハネ受難曲》講座は、ついに最終コラールに到達。17日の最終回には、リレー演奏で全曲を聴く予定です。

朝日カルチャー新宿では、一回講座も開きます。15日(月)の10時から12時まで、ワーグナーの《バルジファル》入門。新国立劇場期待の公演に合わせた企画です。いかにも時間が足りませんが、傾倒している作品ですので、エッセンスを伝えられるよう、がんばります。

朝日カルチャー横浜校は、27日(土)の午後。「今が旬の演奏家たち」というお話で、ずっと続いてきたバッハ・エヴァンゲリスト講座に幕を降ろします。来月からは新企画ですので、あらためてご案内します。

その前の土曜日、20日の午前は、立川「たのくら」ワーグナー講座。《マイスタージンガー》が、いよいよ第三幕に入ります。

奇数月に変則ですが、28日(日)の午後は「すざかバッハの会」を開催します。《ヨハネ受難曲》を取りあげていますが、イエスの死とそれに続く場面が、今月のテーマになります。

13日(土)16時からのいずみホール「和の音を紡ぐ」にも、ぜひお出かけください。今藤政太郎先生の人間国宝認定記念公演で、長唄《勧進帳》その他が、豪華な顔触れにより上演されます。