増えてゆくもの2014年09月24日 11時18分54秒

かつての職場からは日に日に遠ざかるのみですが、接点が2つあります。1つは、送られた郵便の回送。いまだに国立音大に送る方がいらっしゃるので、手間をかけていただき、恐縮しています。

もう1つは、仕事を頼みたいので連絡先を教えてください、という問い合わせの類。これは、個人情報保護法ができてから発生した作業ですよね。教えていいか、という確認が私にあり、OKを出してから返事をするという手順を踏むので、担当の方の負担は大きく、申し訳のないことです。

にもかかわらず一方では、紳士録のような名簿の情報収集が、新聞社等々から、次々に回ってきます。こうしたところに名前を出してももう仕方がないと考えて放っておきますが、このようにして名簿を作ってもあとどうするのか、ということが、真面目に気になります。学会や関係団体の名簿はもちろん便利ですが、それは、次の名簿が出るまでの間のことです。

名簿や住所録はみだりに処分できないもののようですので、必然的に、手元に増えていく。不要なものを処分して身軽になりたい私としては、大いに困ることです。かといってシュレッダーにかける時間を取るのは、ばかばかしい。となると、処分できないものが一方ではどんどん作り出されている、ということになりますね、どこかで聞いたような話ですが・・・。

会議書類から平素の郵便まで、シュレッダー対応が望ましいものは、かぎりなくあります。世の人がどうしておられるのか、知りたいものです。

朝日カルチャー新学期2014年09月25日 21時42分25秒

朝日カルチャーセンターが10月から新学期に入りますので、ご案内をしておきます。

今年は水曜日に隔週で新宿校に行き、10:00~12:00にワーグナー講座、13:00~15:00にバッハ講座を開いています。10月は、1日、15日、29日と3回もあります!

ワーグナーは《リング》が持ち越されましたので、全6回のうちの3回を、《神々の黄昏》第3幕に充てることにしました。うち最終回(29日)は、「《リング》総集編」と謳っています。

バッハは、1年かけた「ヨハネ受難曲徹底研究」が終わりましたので、今度は演奏に焦点を当てます。「古楽の楽しみ」で親しんでいただいているリレー演奏方式の名曲鑑賞を、講座でやってみます。

第1回:《ゴルトベルク変奏曲》、第2回:オルガン作品、第3回:無伴奏チェロ組曲(第1番、第5番)と組んでみました。いま《ゴルトベルク変奏曲》にどの演奏を使おうか考えているのですが、私のもっている音源はCD、DVD併せて86種類もあり、選ぶのがたいへん。受講生の方、ご期待ください。

横浜校は、長いこと、第4土曜(10月は25日です)13:00~15:00に出講してします。「エヴァンゲリスト」講座の演奏篇が終わり、今度はちくま学芸文庫の新著を使って、モーツァルト講座をやらせていただくことになりました。今期は、最初の3回でモーツァルトの生涯を見直し、残る3回で、「危機の時代」に焦点を当てます。第1回は、「天才としての少年期--その再総括」と題しています。

以上、どうぞよろしくお願いします。

10月のイベント2014年09月29日 07時40分01秒

朝日カルチャー新学期についてご案内しましたが、その他のイベントについて補足しておきます。

「楽しいクラシックの会」(立川)は、《ニュルンベルクのマイスタージンガー》第3幕のその2、大詰めの部分を扱います。18日(土)の10:00~12:00、立川市錦学習館です。

4日(土)15:00からは、越谷市のサンシティ市民合唱団からいただいた場で、モンテヴェルディ《聖母マリアの夕べの祈り》についてレクチャーします。市民合唱団がこうした作品に取り組むことは、冒険ではありましょうが、嬉しいことです。

モンテヴェルディ《聖母マリアの夕べの祈り》には、実演もあります。10月26日(日)15:00から、一橋大学兼松講堂(国立市)の「音楽の森」シリーズのコンサートです。出演は、渡邊順生指揮のモンテヴェルディ・アンサンブル(声楽)とザ・バロックバンド(器楽)、ソリストはジョン・エルウィス、鈴木美登里、櫻田亮ら。なかなか顔ぶれの揃ったメンバーについては、こちらをご覧ください。http://jfn.josuikai.net/circle/josuiconcert/pdf/event26_k.pdf

私のプロデュースではありませんが、当日ナビゲーターを務め、字幕も提供します。ということは出演仲間なので、500円引きのチケットをご案内させてください。S席(指定)、A席・学生席(自由)のいずれも、コメントにアドレス付きでお申し込みいただければ、お送りいたします。よろしくお願いします。