4月のCD ― 2015年04月29日 23時27分36秒
今朝アマゾンからメールがあり、「次のような商品はいかがでしょうか」と。その商品は、小菅優さんのベートーヴェンのピアノ・ソナタでした。え~、これ、私が新聞で紹介した特選盤ですよ。それを当人への「おすすめ商品」とは・・・。
このシリーズ、今回の第4巻には、作品10の3曲(第5~7番)と第11番、第29番《ハンマークラヴィーア》が収められ、「超越」と題されています。「超越」とは驚きです。なぜなら、初期のソナタ4曲にも超越性を認めているという視点が、そこに示されているからです。
でも演奏を聴いて、なるほどと思いました。ふところが深く、多様性がめざましく追い求められています。つねに一歩ゆとりを残して音楽と向き合い、力演に走らないので、曲ごとに豊かな景観が印象づけられ、初期ソナタ各曲の創意とユーモアが伝わってくるのです。後期の超大作《ハンマークラヴィーア》も、潤いをもって、美しさを失わずに探究されていると思いました。たいしたものです。
このシリーズ、今回の第4巻には、作品10の3曲(第5~7番)と第11番、第29番《ハンマークラヴィーア》が収められ、「超越」と題されています。「超越」とは驚きです。なぜなら、初期のソナタ4曲にも超越性を認めているという視点が、そこに示されているからです。
でも演奏を聴いて、なるほどと思いました。ふところが深く、多様性がめざましく追い求められています。つねに一歩ゆとりを残して音楽と向き合い、力演に走らないので、曲ごとに豊かな景観が印象づけられ、初期ソナタ各曲の創意とユーモアが伝わってくるのです。後期の超大作《ハンマークラヴィーア》も、潤いをもって、美しさを失わずに探究されていると思いました。たいしたものです。
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