終わる企画、始まる企画2015年05月31日 11時54分13秒

今年の5月は暑かったですね。木曜日の掛け持ち(國學院大學と早稲田エクステンション・センター)が、荷物を持って炎天下を歩きまわる形になって、案外疲れました。

早稲田(中野校)は、今週で、計5回のバッハ講座が終了。設備も良く規律も正しくて、なかなかいいところでした。受講名簿があり、毎回、出席を点呼するのです。お返事がいいので感心していたら、出席をためていくことで単位が出るのだそうですね。さらにためていくと、総長からの表彰があるとか。これは励みになります。では試験をしましょうかと申し上げたところ、それは不要とのことでした(笑)。

昨、30日(土)から朝日カルチャー新宿校で始まったのは、レクチャー・コンサート。歌やダンスのための、小広い教室を使います。バッハの強みは、チェンバロやオルガンがなくても、無伴奏という強力な出し物があること。第1回は無伴奏ヴァイオリン・ソナタの第1番と《シャコンヌ》というプログラムで、須賀麻里江さんに出演をお願いしました。

お客様が間近に取り囲む形の空間で、バロック・ヴァイオリンの説明や曲の解説もたっぷり行い、終了後は演奏者を囲んで、質疑応答。高いステージに上がってしまうとできない密接なコミュニケーションを取ることができ、いい形で進められるという確信がもてました。熱演した須賀さんは大人気で、終了後は写真撮影の行列になりました。

次回は7月18日(土)16:00~17:30です。曲は、無伴奏チェロ組曲の第1番と第3番、出演は山本徹さん。二期会のヘンデル《ジューリオ・チェーザレ》で大きな存在感を見せていた山本さん、すばらしいと思いますのでご期待ください。