好きな番組2015年05月13日 10時17分10秒

前ほどテレビを見なくなりましたが、在宅していると必ず見てしまうのが、NHK日曜日夜の「ダーウィンが来た!」です。美麗な映像で展開される自然界のドラマに毎度引き込まれ、驚嘆しきり。たいへんな手間をかけて作成しているにちがいありません。

珍しい動物の珍しい生態が次々に紹介されますが、子孫を残すために動物に与えられている知恵は、すごいものですね。複雑にして高度なプログラムが、遺伝子に刷り込まれているというわけですね。

感想としてあるのは、自然界の生存競争はまったく厳しいものだなあ、ということ。その中で子孫を残していくためには、一定量の犠牲を織り込む繁殖プランが必要のようです。生存競争は基本的に、異なった動物との間で行われる。天敵というのもあります。同種のオス同士が縄張りやボスの座をめぐって争う光景もよく出てきますが、それにも生存競争のためという合理性があるようです。

番組がしばしば感動的に思えるのは、動物の生き方の中に、人間にとって学ぶべきものがあるからでしょう。動物は、みんな必死で生きている。動物は、連携して命をつないでいこうとしている。動物は、同種間で殺し合いをしない--そうした動物たちが激しい生存競争の中に投げ込まれている世界とは、何なのでしょうか。