2つの終わり2017年01月23日 22時28分14秒

大学の仕事が、終わりつつあります。20日(木)は、國學院が終了。ここは後期にピンチヒッターで入り、前年と併せて3学期でしたので、来られてよかったな、ありがとう、とは思いつつも、淡々と別れることができました。

その点、今日23日の、聖心女子大は違いましたね。中断はありましたが長期間通い、卒業後弟子となってくれた人もいますので、思ったより、終了後の感慨が大きかったです。

高台にありますから、かなり登る。着いてから3階の研究室まで、また上りです。たいてい急いでいますから、息が切れるようになりました。

授業は別校舎なので、聖堂やマリア像のある廊下を抜けて移動します。授業も、キリスト教学、キリスト教音楽共通の単位ですから、聖書研究の色彩を濃厚に加えながら、用意していました。補佐してくださる副手が、この大学であればこその、マリア様のような方。眼福をいただきました。

受難音楽という切り札を切り、最後を《パルジファル》で終えることができたのがなによりでした。帰り道、キャンパスの美しさと気品をしみじみ感じながら、目に焼き付けました。まだ、レポートの採点が残っています。