10月のイベント2015年10月06日 07時20分40秒

なんともう6日。遅いご案内です。

8日(木)から5週連続で、早稲田大学エクステンション・センター中野校の秋講座を担当します。バッハ《マタイ受難曲》を取り上げます。15:00~17:00ですので、國學院大學から足を伸ばします。ロケーションがよく設備も整っているので楽しみです。

10日(土)には、NHK全国学校音楽コンクール、高等学校の部の審査員を務めます。責任重大ですね。翌11日(日)は「すざかバッハの会」(須坂シルキーホール、14:00~16:30)。ワーグナー・シリーズ、今月は《ニュルンベルクのマイスタージンガー》がテーマとなります。

いよいよ30周年が近づいているのは「たのくら」(楽しいクラシックの会)。いま2回かけて1曲学んでゆくオペラ・プロジェクトを進行させています。17日(土)はヘンデル第1回です。例会では曲目を《アルチーナ》とご案内しましたが、諸般の事情から《ジューリオ・チェーザレ》に変更します。10:00~12:00、立川市錦町地域学習館です。

いつもは会の皆さんと「五十番」等でお食事するのですが、今月はすぐ移動して、平素お世話になっている立川セレモアの感謝祭に参加します。お役目は、高橋薫子、日野妙果、久元祐子お三方が出演する短いコンサートの司会です。武蔵野ホール。

18日(日)は、宮城の中新田バッハホールで、前橋汀子さんの弾くバッハ《無伴奏》全曲の解説を担当します(14:00から)。集中される方なので、その集中をサポートするよう心がけます。

20日(火)は、小山実稚恵さんが11月28日にオーチャードホールで演奏される《ゴルトベルク変奏曲》のためのレクチャーイベントに参加します。来場されるお客様のために、オーチャードのリサイタル室で催されるイベントだそうです。小山さんらしい企画ですね。

31日(土)は、出身校、松本深志高校の「知の交差点」というイベントに出演します。枠組みとしては私の講演ですが、生徒、先生、その他の方々といっしょにバッハの作品を演奏しながら、バッハを考えていこうという企画です。時間、場所は存じません。松本の方々、どうぞよろしく。

朝日カルチャーセンター新宿校は、7日と21日の水曜日です。10:00からのワーグナー講座は、《ローエングリン》の第1幕を7日に終え(白鳥が出てくる場面の演出比較などやります)、21日は第2幕に入ります。13:00からのバッハ・リレー演奏講座は、7日が《ロ短調ミサ曲》の2回目(1回目はネルソンに人気集中!)と、21日はフランス組曲です。

同横浜校のモーツァルト講座(13:00~15:00)・秋冬の部は、《魔笛》3回、クラリネット協奏曲など1回、《レクイエム》2回で構成しました。24日(土)から、《魔笛》に入ります。受講生が多く、やりがいがあります。

長々とすみません。イベントでない仕事もありますので、今月は忙しいです。1つずつ、がんばりたいと思います。

9月のイベント2015年08月31日 14時37分06秒

9月。いずみホールでモーツァルト・シリーズ最終年が始まります。「未来に飛翔する精神/ウィーン時代Ⅱ1787-1791 超越」というテーマです。

最初のコンサートは30日(水)のハーゲン四重奏団+川本嘉子さんの「開かれた五重奏の世界」。弦楽五重奏曲ハ長調に加えて、プロシャ王四重奏曲の第1番、ハイドン・セットの《狩》というプログラムです。

それに先立ち、今年も、久元祐子さんとプレイベントをやることになりました。テーマは「モーツァルトの歳の取り方を考える」。ピアノ、オルガンを久元さんが弾かれ、歌曲とフリーメーソン・カンタータを鈴木准さんが歌われます。3日(木)、19:00からです。

朝日カルチャー新宿校は、水曜日10:00からのワーグナー講座が《ローエングリン》に入ります。2日が「総説・前奏曲」、16日は「エルザの夢のロマン」というテーマです。同日午後13:00からのバッハは「リレー演奏講座」の継続で、2日がクラヴィーア協奏曲イ長調とニ短調、16日は《ロ短調ミサ曲》その1となります。よく《ロ短調ミサ曲》は何がいいか、と尋ねられますが、おいでいただければ、実地に確かめられます!

朝日カルチャー横浜校のモーツァルト講座は26日(土)の13:00。最後の年の作品をたどるシリーズ、今回は《皇帝ティートの慈悲》です。翌27日(日)は立川の「たのくら」(10:00から)。「21世紀のラモー」と題して、《優雅なインドの国々》の第2幕~第4幕を取り上げます。

6日(日)夜は、松本の合唱団で《マニフィカト》について講演します。全日本合唱コンクールは2つあり、13日(日)が埼玉県の一般部門、19~20日は鳥取で催される中国支部大会です。

8月のイベント2015年08月01日 07時20分31秒

猛暑の中、8月に突入しましたね。昔のような「さあ夏だ」という爽快感がないのは、今年の現象、大都会の現象、年齢の現象、どれでしょうか。とりあえず、目先のことで精一杯の日日です。

8月のイベント、さっそく2日(日)に、すざかバッハの会があります。ワーグナー・シリーズに入っていますが、《リング》を後ろに回しましたので、今月は《トリスタンとイゾルデ》になります。

15日(土)の「たのくら」(立川、10:00~12:00)は「21世紀のフランス・バロック~リュリからラモーへ」というタイトルでやろうと思っています。作品はまだ絞れていません。終了後、恒例のビヤ・パーティが開かれます。

朝日カルチャーセンター新宿校は、5日だけお休みをいただいて、19日(水)から再開します。10:00からのワーグナー講座が《マイスタージンガー》の最終回(9月から《ローエングリン》)、13:00からのバッハ・リレー演奏講座が《平均律》第1巻です。

同横浜校のモーツァルト講座は、29日(土)13:00。最後の年を探訪していますが、今月は「《アヴェ・ヴェルム・コルプス》とフリーメーソン作品」をとりあげます。

あと、22日(土)から埼玉県の合唱コンクールが始まり、松本訪問が、サントリー音楽祈念賞がらみと小澤フェスティバルがらみで2回あります。最後の週はサントリー・サマーフェスティバルにもお付き合いします。

皆様もどうぞ良い夏をお過ごしください。

15日(水)朝日休みます2015年07月14日 17時57分02秒

カルチャーから受講生の方にはご案内があるはずですが、15日(水)朝日カルチャーセンター新宿校のワーグナー講座とバッハ講座、お休みさせていただきます。風邪はかなり回復してきましたが、まだ本調子ではなく、16日(木)から復帰することにしました。ご都合をつけてくださっていた方々、申し訳ありません。

7月のイベント2015年07月06日 23時22分14秒

今頃すみません。今月特記すべきイベントは、12日(日)宮城県加美町の「中新田バッハホール」で催される、「音楽のまちづくりシンポジウム」かもしれません。13:00からオルガンの演奏で始まり、アイゼナハのバッハハウス館長、イェルク・ハンゼン氏の祝辞、茂木健一郎さんの講演などがあり、私が14:50~16:30のパネルディスカッションを主宰します。パネリストはハンゼン氏、バッハホール管弦楽団音楽監督の金澤茂さん。バッハの音楽の魅力を語り、地域の音楽文化振興の可能性を論じるような形にもってゆくつもりです。

もうひとつは、朝日カルチャーセンター新宿校のレクチャー・コンサート第2回。プログラムはバッハ 無伴奏チェロ組曲の第1番、第3番で、若手というにはすでにあまりにも立派なバロック・チェロ奏者、山本徹さんが出演されます。18日(土)、16:00~17:30ですのでお見逃しなく。

あとは、継続の諸講座です。朝日カルチャー新宿のワーグナー講座、バッハ/リレー演奏講座はすでに1日(水)にありましたが、今月はもう2回、15日(水)、29日(水)にあります。10:00~12:00のワーグナー講座は《ニュルンベルクのマイスタージンガー》第3幕がテーマ。13:00~15:00のバッハ/リレー演奏講座のテーマは、15日が《コーヒー・カンタータ》、29日が《平均律第1巻》です。

18日(土)10:00~12:00は立川楽しいクラシックの会。「21世紀のパーセル《ディドとエネアス》~悲しすぎるオペラ」の第2回です。25日(土)の朝日カルチャー横浜校モーツァルト講座は、弦楽五重奏曲を取り上げます。ジャンルの総論+変ホ長調K.614の各論、で考えています。

以上、今月もよろしくお願いします。

6月のイベント2015年06月01日 23時19分44秒

恒例のご案内です。日にち順に。3日(水)は朝日カルチャーセンター新宿校の日。10:00~12:00のワーグナー講座は、《ニュルンベルクのマイスタージンガー》が第3幕に入ります。13:00~15:00のバッハ・リレー演奏講座は、《マニフィカト》です。今月の新宿は、この1回です。

その後ヨーロッパにまいりまして、戻ってきたその日に、いずみホールのオルガン・シリーズ。20日(土)の16:00から、オ・チャギョン氏(韓国)の登場で、「バッハ好みのロ短調」と題するコンサートです。体調に万全を期して帰国したいと思いますが、不安、なきにしもあらず。

21日(日)は立川で「楽しいクラシックの会」(錦町地域学習館、10:00~12:00)。オペラのシリーズに入っていますが、今月のテーマは「悲しすぎるオペラ~21世紀のパーセル《ディドとエネアス》」です。最近いろいろな映像が出ており、タイムリーだと思います(→訂正参照)。

26日(金)は日本モーツァルト協会のピアノ協奏曲連続公演、その3です。20番台のコンチェルトについて、自分なりの新しい見方を示せればと思います。14:00~16:30、東京文化会館会議室。空席待ちと伺っています。

27日(土)は朝日カルチャーセンター横浜校。モーツァルト講座(13:00~15:00)の今月のテーマは、1991年のオルガン曲とグラスハーモニカ曲です。

28日(日)は、すざかバッハの会のワーグナー・シリーズ(須坂シルキーホール、14:00~16:30)。今月は《ローエングリン》を取り上げます。

いま、出発前に仕事を片付けることがまことに困難な状況になっているのですが、帰ってきてからも相当たいへんなようですので、滞在中を、安らかに過ごしたいと思います。

【訂正】21日(日)の「たのくら」、9:30~11:30の間違いでした。会場の都合で30分早まっていました。ご確認をお願いします。

5月のイベント2015年05月01日 10時25分29秒

昨日が誕生日で、69歳になりました。心身共にまずまず充実しているので、もう少しがんばれると思います。そこで、今月のご案内です。

まず2日(土)16:00~17:00、ラ・フォル・ジュルネで講演をします。今年は「パッシオ」がテーマだそうで、多義的な解釈に基づくプログラムが組まれていますが、私は「受難としてのパッシオ」というテーマにしました。「受難」の概念史と音楽史を組み合わせようと思い、いま、ギリシャ語とラテン語の聖書の用例を調べています。

今月は、早稲田エクステンション・センター中野校のバッハ講座(15:00~17:00)が、3回あって完結します。14日(木)のテーマが「音楽の趣味、生活の趣味」。21日(木)が「編曲を考える」(パロディ論)、28日(金)が「古楽器の嵐」です。

「楽しいクラシックの会」(立川錦町学習館)は16日(土)10:00~12:00。「21世紀のモンテヴェルディ《オルフェオ》」の後編です。第3幕以降を取り上げます。

朝日カルチャーセンター新宿校は、20日(水)。10:00~12:00のワーグナー講座は、《マイスタージンガー》第2幕の、第2回。第1回で通し鑑賞をし、第2回で複数の演出を参照しながら聴きどころを考えてゆくのが、最近の流れです。13:00~15:00のバッハ・リレー演奏講座は、《フーガの技法》です。同横浜校のモーツァルト講座は、23日(土)13:00~15:00。テーマは「宮廷舞曲の充溢」になります。

モーツァルトといえば、22日(金)14:00~16:30に、日本モーツァルト協会のピアノ・コンチェルト講座第2回があります。今月取り上げるのはウィーン時代の初期、第11番から第19番まで、とくに1784年の6曲(第14番以降)です。東京文化会館の会議室が狭く、空席待ちと伺っています。

さて朝日カルチャーセンター新宿校で、今学期から、レクチャーコンサートを始めます!第1回は30日(土)の16:00~17:30。バッハの無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第1番ト短調に、《シャコンヌ》を加えた魅力のプログラム。当然バロック・ヴァイオリンで聴いていただきます。出演は須賀麻里江さん。どうぞご期待ください。

4月のイベント2015年03月30日 14時42分17秒

4月のご案内です。新年度に入りますが、今年の大学出講は、聖心女子大、ICU、國學院大學の3つ(1つ増えました)。4月からさっそく、聖心(月)と國學院(木)が始まります。テーマは、聖心が「聖母マリアの音楽史」、國學院が「オペラの歴史」(前期)です。

朝日カルチャーは継続です。新宿校は隔週水曜日。「ワーグナー徹底研究」(10:00~1200)は3月から《マイスタージンガー》に入っており、1日は第1幕の2回目、15日から第2幕となります。「リレー演奏で楽しむバッハ」(13:00~15:00)は、1日が管弦楽組曲第2番、15日がカンタータ第140番《目覚めよ》です。横浜校は第4土曜の13:00~1500で、モーツァルト講座の継続。今月は28日。テーマは「最後のピアノ協奏曲と子供の歌」です。

早稲田大学エクステンションセンターの中野校で、計5回のバッハ講座をもたせていただけることになりました。タイトルは「バッハの仕事場を覗く」。毎週木曜日の15:00~17:00、23日から始まります。テーマは23日が「自筆楽譜は何を語るか」、30日が「バッハの環境、バッハ家の伝統」です。どうぞよろしく。

楽しいクラシックの会(たのくら)も、新テーマ「オペラ・プロジェクト」になります。18日(土)10:00~12:00は「21世紀の《オルフェオ》」と題してモンテヴェルディをやりますが、2ヶ月かけて1曲を扱い、違う映像を見たり、詳しいお話を加えたりする余裕をもとうという計画です。

すざかバッハの会(長野県須坂市)は、新年度のワーグナー企画がすでに始まっています。26日(日)14:00~16:30(須坂駅前シルキーホール)は、《タンホイザー》を取り上げます。

有名ですがご縁のなかった「モーツァルト協会」からも、講演の機会をいただきました。17日(金)14:00~16:30が全3回の第1回で、最近研究していたピアノ協奏曲をテーマにお話しします。5月、6月と併せて、このジャンルの全貌を浮き彫りにできたらと思います。今月は、幼児期の試みから話を始め、ザルツブルク時代のコンチェルトを取り上げる予定です。お申し込みは以下へ。日本モーツァルト協会 Tel(03)5467-0626 Fax(03)5467-0466  info@mozart.or.jp

3月のイベント(補遺)2015年03月10日 23時37分09秒

21日(土)は、バッハの誕生日。この日に合わせて、ヨハネス・ウンガー出演によるオルガン作品全曲演奏会Vol.6が、いずみホールであります(16:00から)。

ウンガー氏はリューベック聖マリア教会オルガニストで、ブクステフーデの系譜を継ぐ人。詳細はいずみホールのプログラムでどうぞ。教会の動画もあります。http://www.izumihall.co.jp/schedule/list.html?kind=kbn&kbn=1

《トッカータ、アダージョとフーガ》をトリとするプログラムにはペダル・ソロの活躍する作品が多いため、「ペダルこそオルガンの魅力」と題しました。加えて、ペダル演奏をスクリーンに映し出す用意をしています。今回だけのサービスです。

28日(土)13:00~15:00は、朝日カルチャーセンター横浜校のモーツァルト講座。「危機の時代の見直し(3)――北ドイツ&フランクフルト旅行をめぐって」というテーマです。

29日(日)には日本ピアノ教育連盟の全国大会でモーツァルトのピアノ協奏曲に関する講演をします。専門家の集団に聴いていただくので、新しい情報を提供すべく、しっかり勉強して臨みたいと思います。

視察がいくつか入っていて、なかなか忙しい後半です。放送については、次回にご案内します。

ライプツィヒ・バッハ祭旅行確定2015年03月05日 09時04分34秒

うららかな水曜日の午後、朝日カルチャーの帰りに西山まりえさんのすてきなお宅に寄り、櫻田亮さんとのリハーサルに立ち会ってきました。第4部の曲順を、《マタイ》のアリア、アルビノ-二のカンタータとすることに決定。櫻田さんの明るい美声は、イタリア語のテキストによく乗って輝きます。魅力的なお二人のコンサート、ぜひおいでください。明日6日の6時半(7時ではない)、立川の市民会館(たましんRISURUホール)です。

前後して、6月のライプツィヒ・バッハ祭へのツアー確定、の知らせが。最低限の人数を満たした、ということでしょう。

確定という前提で、再度ご案内します。6月13日(土)出発、20日(土)帰国の8日間、鑑賞はガーディナーのバッハ カンタータ第198番/モーツァルト レクイエム、ヘレヴェヘの《ヨハネ受難曲》第2稿、ラドゥレスクのオルガン・コンサート(聖トーマス教会)、遠足はハレ、ヴァイセンフェルス、ナウムブルク。詳細はこちらをご覧ください。http://www2.asahiryoko.com/djweb/TourDetail.aspx?tc=S27136150000