車内通話2008年09月25日 23時11分33秒

先日、比較的空いた昼間の中央線に乗っていたときのこと。向かいの席に、30代の主婦とおぼしき方が二人、座っておられました。そのうちの一人が、携帯電話をかけている。大きな声で、冗談を言ったり笑ったり、天真爛漫です。隣の方も--私ならいたたまれないでしょうが--悪びれたところがありません。大物というか、なんと言うか。

考えてみると、同じ電車に乗り合わせた方は、ほとんど、携帯電話をお持ちのはずです。その方以外に通話する人がいないのは、要請されたルールを守っているから。できることなら使いたい、と思っている人も、たくさんいるだろうと思います。にもかかわらずほとんど通話する人はいないわけで、これってなかなか、たいしたことではないでしょうか。

それいう状況ですから、遠慮なく通話する人には、みんな、とても冷たい目を向けていると思う。そう考えると、天真爛漫に通話することの剛胆さがわかります。こういう人はいつでもそうしているのでしょうから、トラブルも起こるんじゃないかと思いますが、どうなんでしょうか。30代の主婦というと、周囲に気を遣って生活する人が多いだけに、印象の突出する出来事でした。

コメント

_ ryogae ― 2008年09月28日 10時04分35秒

I教授の今回の話を見て「日本はいかに文明国なことか!」と思いました。
ちょっと、私が今滞在している国に合わせて書き換えてみました。

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先日、比較的空いた昼間の電車に乗っていたときのこと。向かいの席に、30代の主婦とおぼしき方が二人座っておられました。そのうちの一人が、携帯電話をかけている。大きな声で、冗談を言ったり笑ったり、天真爛漫です。隣の方も--私ならいたたまれないでしょうが--悪びれたところがありません。大物というか、なんと言うか。

考えてみると、同じ電車に乗り合わせた方は、ほとんど、携帯電話をお持ちのはずです。その方以外に通話する人がいないのは、たぶん単に電池の残量がないから。できることなら使いたい、と思っている人も、たくさんいるだろうと思います。にもかかわらず、電池切れではどうしようもない。あたりを見渡す限り1人しか携帯電話をかけていない。この光景ってなかなか珍しいのではないでしょうか。

そういう状況ですから、遠慮なく通話する人には、みんな、とても冷たい目など向けていないと思う。そう考えると、天真爛漫に通話することが如何に当たり前かがわかります。みんないつでもそうしているのでしょうから、トラブルも全く起こらないんじゃないかと思いますが、どうなんでしょうか。30代の主婦というと、話好きな人が多いだけに、印象の薄い出来事でした。

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上の書き換えは実態に基づいた創作です。昨日なんて、混雑した電車の中でオヤジとおばさんが電車の中で激しい口喧嘩をしていました。電車に乗るのに並ばないなんて当たり前。町中では男同士の殴り合いを見かけることは珍しくないですし、おばさん同士の殴り合いのケンカもあるとか。これは実話です。驚いた経験を話し出すとキリがありませんが、数年この国とつき合って、慣れましたね。要するに何でも「没問題。」「没関係。」(問題なし)です。なんともお気楽なこと。。。。。

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