極美の《コシ・ファン・トゥッテ》2008年10月22日 00時11分44秒

今日は大学を早じまいして、エクソンモービル音楽賞の授賞式へ。邦楽部門の今藤政太郎先生、洋楽部門奨励賞の幸田浩子さんから、招待をいただいていました。挨拶した幸田さんが頭を下げたらマイクにぶつかってしまい、アイタタとなったのが、絶妙のボケでした。〈ホフマン物語〉のアリア、じつにみごと。お二人とも、おめでとうございます。

申し訳ないながらコンサートを中座して、ウィーン国立歌劇場の初日公演へ。ムーティの驚嘆すべき円熟の指揮ですばらしい《コシ・ファン・トゥッテ》となり、大いに感動しました。バーバラ・フリットリ以下の超弩級のキャストが誰も抜け駆けせず、オーケストラと細やかなアンサンブルを織りなして、美しいモーツァルトを奏でているのです。明日起きてから、腕によりを掛けて批評を書きます。帰宅が12時を過ぎ、更新が1日遅れになってしまいました。