福岡にて ― 2008年12月25日 09時08分30秒
冬に福岡に来たことが、あったかどうか。暗く冷たい日が続いています。さながら北陸。ここが演歌のふるさとであることを納得しました。
飛行機が苦手なものですから、早朝の新幹線で来て、さっそく授業。1日目は3コマ、2日目からは4コマずつあり、開始が10時半、終わりが6時10分です。私の場合は音楽が助けてくれますが、話だけで進む領域の場合は、先生も学生も、さぞたいへんでしょう。
さまざまな学部、専攻から集まった学生さんたちが、静かに、真剣に耳を傾けてくれています。質問も的を射たものが多く、さすがに旧帝大。独特だと思ったのは、研究室に学生が常駐していて、先生方と混じり合って食事をしたり、仕事をしたりしていることでした。とてもいい雰囲気です。
昨夜はクリスマス・イヴ。ちょっとだけ賑わう中洲で、お世話いただいている東口豊先生(アドルノ専攻)とワインを飲みました。「タルタルとフロマージュ」という私には信じがたいつまみで飲んだのですが(←フレンチが苦手)、夢のようにおいしかったです。
1日目は伝記と作品目録の話。2日目は器楽曲の諸問題、3日目は声楽曲の諸問題を講じました。今日は《マタイ受難曲》を取り上げて締めくくります。
最近のコメント