自虐PR2011年02月25日 14時31分09秒

自虐PRが人気だそうですね。島根県のカレンダーとか。私も自虐ネタが好きだと、よく言われます。島根県と私、共通点はなんでしょう。

入学試験などで疲れていたため、昨日思い立って、タイ式古式マッサージに行きました。私の体が硬いのは既報の通りで、情報をキャッチした複数の学生さんから、「先生、硬いんでしょう?」と言われました。でも嬉しそうに言うのは、なぜなんでしょうか。

マッサージする側にとっては、笑い事ではありませんよ。若い施療師の方が扱いかねているのは、一目瞭然。途中から揉むのを諦められたようで、ずっとストレッチになりました。まあ、人間の体というより、物体がそこにあるようなものですね。

終了後。彼女に申し訳ない気持ちが募り、お礼のあと場をなごませようと、「歩く死後硬直と言われているんですよ」と言いました。すると、「え?」と聞き返されるのです。もう一度「死後硬直!」というと、また「え?」。話が通じていません。

そこで、「ほら、死ぬと体が硬くなるじゃありませんか」とつとめて軽妙に言ったところ、彼女は深刻な表情で、「そんなこと、誰が言うんですか」と尋ねる。私は、脳裏にまさお君を思い浮かべつつ、「悪いのが周りにいますからね」と答えました。もちろんネタ自体は思いつきです。

「お大事になさってください」の声を背に帰ってきましたが、それなりのネタがなぜ通じなかったのだろうと、考え込んでいます。

コメント

_ まさお ― 2011年02月25日 19時15分45秒

ふおっふおっふおっ

_ たこ ― 2011年02月26日 10時31分17秒

面白過ぎます \(^o^)/

_ T.K. ― 2011年02月26日 21時00分50秒

自虐ネタが高度過ぎたのです。あるいは自虐ネタが通じないほど先生の身体が硬過ぎたのです。
先生は昔私に「君は将来絶対禿げるね」「黒いものが白くなるのは仕方ないけど、いま有るものが無くなるのはねエ」とよく仰っていましたが、こういうネタは通じやすいです。分かりやすいからです。
‘死後硬直’なんて言われたら、今の若い人は本当に‘半分死んでる’くらいに受け取ってしまうでしょう。それが「お大事になさって下さい」という先生の背に向けられた半ば御悔みに近い言葉となって表れています。
あるいは、その施療師の今までの人生の中では考えられないジョークだったのですね。人間は守備範囲を超えた言動に対しては、とっさの理解力が働きません。その施療師さんも、自宅に帰ってから‘死後硬直’の意味を真剣に悩み考えられたかも知れません。

_ I教授 ― 2011年02月27日 00時17分59秒

T.K.さん、そんな失礼なこと申し上げましたか。予言が外れていることを祈りつつ。

_ T.K. ― 2011年02月27日 17時29分21秒

I教授 予言は少し外れましたね。私も年齢を重ね「黒いものが白くなりました」 しかし、I教授が当初想像されていたほど髪は失われていないかも知れません。多分I教授が予想されたのは‘ツルっ禿げ’だったのでしょう(残念!)
昨夏30年ぶりに友人とあったら「昔とあまり変わっていないので驚いた!」と言われました。30年も経つと‘原型を留めない友人達’も少なからずいるわけで、声をかけて良いのかどうか躊躇する場合もあります。
I教授の毒舌と軽妙な悪戯心と旺盛なサービス精神(今回は的を外されたようですが)は、昔のまま健在のようで安心しました。
I教授には「三枚目役を務めなければならない場合もある」と言われました。私は教えを守り過ぎて、今では‘三枚目役しかできなくなり’ました。しかし、人を楽しませようとするサービス精神は大切ですね。
今回の「死後硬直」ってネタは、若い施療師さんの思考回路にはまらないネタだったのだと思います。「修辞学の達人」I教授にしては、珍しい失敗でしたね。

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