1つの劇的結末2011年03月15日 23時49分08秒

静岡に地震があり、だいぶ揺れました。心が休まりませんね。被災地の方々、決死的作業にあたっておられる方々、本当にお疲れさまです。小林君、現地に入るのですか!がんばってくださいね、お願いします。

東北の状況が気がかりだったのは、私の論文弟子に、2人、東北出身の方がいらしたからです。そのひとり、すばらしいソプラノ歌手の髙橋織子さんは、岩手の出身。岩手は被害甚大のようだったので、私は早速メールを入れてみました。すると、盛岡の両親は無事だが、宮古の病院で働いている弟さんと連絡が取れない、とおっしゃるではありませんか。これには私も、肝を潰しました。

病院は高台にあるそうですが、宮古は、町がなくなるほどの直撃を受けているとか。ご承知のとおり携帯電話が通じないので、連絡の手段がないわけです。お姉さん、さぞ心配なさったと思います。

2日後、連絡が来ました。新聞の号外を見たら、その写真に、救護に働く弟さんが写っていた、というのです。その後、電話連絡もとれた、と伺いました。ドラマティックな結末。こういうお話が、少しでも増えるといいなと思います。