楽しい大阪、熱い大阪2013年12月15日 23時28分48秒

13日(金)は早朝に起き、いずみホールへ。定例の企画会議です。終了後、豊中市の大阪音大に移動して、恒例の学期末特別講義を行いました。いただいている「客員教授」の肩書きは、こうして着々と生かされています。ありがたいことです。

バッハのカンタータを実例としてさまざまな研究の方法を論じた後、庄内駅近くの、いつものお店へ。先生方や大学院の学生さんだちと繰り出すこの時間が、楽しいんですよね。そのためにも、講義には万全を期しています。この日はかつてない盛り上がりとなり、某先生の鋭いツッコミに私が立ち往生するシーンもしばしば。詳細を書けないのが残念です。

14日(土)。《イドメネオ》の始まる16:00までの間に、自由時間がありました。本当ならリハーサルに立ち会うのが仕事というものですが、久々に出現した空白なので勝手をさせてもらうこととし、ユニバーサルシティに行ってみました。巨大なスペースに驚きましたが、土曜日なので人手が多く、やかましいので周囲をめぐるだけに。

お腹が空いてふと浮かんだアイデアは、明石に行って魚を食べよう!というものでした。電車で37分。おいしいお寿司を食べ、お城に登ってから、ホールに戻りました。準備で大わらわのスタッフには悪くてとても言えませんので、皆様、内密にお願いします。

私が遊んでいる間にも準備は着々と行われ、いずみホールの総力を挙げた歌劇《イドメネオ》公演が実現しました。今年のモーツァルト企画にこれを入れて、本当に良かった。20代前半のモーツァルトの5年間がすべて注ぎ込まれた、さわるとやけどをするような力作です。客席でじっくり聴き、気づいたことがいろいろありました。次の仕事に生かしたいと思います。

福井敬、林美智子、幸田浩子、並河寿美の4大スターが勢揃いし、心境著しい中井亮一さんが脇を固めるというぜいたくは、いずみホールとしてもそうそうできることではありません。熱気に満ちた客席から楽屋に行ってみると、スターの方々と大勝秀也マエストロが熱い余韻にひたっておられます。その一番熱い段階で握手できるのが、ありがたいところ。字幕の森田学さんを含め、たくさんの方にがんばっていただきました。ありがとうございます。

15日(日)は明石のツケで、必死の仕事。今週が山場になります。