昔おおらか2014年06月22日 10時57分15秒

21日(土)は、「たのくら」のワーグナー・プロジェクトで《トリスタンとイゾルデ》の第3幕を鑑賞したあと、皆さんと立川の「五十番」で昼食。毎度の「砂肝」に舌鼓を打ちました。いつもにぎわい、ジャズのコンサートも開かれるお店です。

夕方は、国立劇場で「日本音楽の光彩」と題する現代邦楽のコンサート。この手の作品を西洋音楽のホールで聴く機会はよくありますが、日本音楽のロケーションで聴くのも、別の味があっていいですね。舞台が照明で美しく彩られ、「和」の雰囲気があります。

勉強になるプログラムでしたが、とりわけ、最後に演奏された伊福部昭の郢曲《鬢多々良》に魅了されました。和と雅楽の楽器がよりぬきの奏者で並び、吉村七重さんの目覚ましいリードで演奏するさまは壮観。のびやかな古代の中国に空想の翼を伸ばしました。伊福部の最近の人気、わかりますね。

最近国立劇場によく行くのは、ここ(日本文化伝統協議会)の評議員のお仕事をいただいているから。公表しないでいたのですが、どんどん言っていただいて構わないということですので書きました。歌舞伎、能、文楽など、いろいろ勉強させていただいています。