今月のCD ― 2014年12月20日 06時40分37秒
気候不順ですね。お困りの方もおられることでしょう。私も正念場消化中で、とても疲れていますので、寒さや雨に見舞われると、自分が「冬の旅」という感じです。今日の「たのくら」とモーツァルト講演、明日の須坂をこなし、月曜日の授業が終われば一息付けます。
N市のNさんのお誘いで、パドモア+ルイスの《冬の旅》に出かけたのが、5日のことでした(王子ホール)。これを、《冬の旅》モードに切り替えるきっかけとしました。ご両人のCDは《美しい水車屋の娘》に進んできましたので、今月のCD欄に取り上げました。次のように書きました。引用です。
「《冬の旅》に続く三大歌曲集第2弾。大バッハ歌手パドモアの、誰も真似のできぬ独創的シューベルトだ。本来テノールのための歌曲集を、パドモアはまさにふさわしい繊細な声で、羽のように軽く、時には切り裂くような鋭さで歌ってゆく。いや、語ってゆく、というべきかもしれない。フレーズへの耽溺はなく、言葉がいかにもシリアスに迫ってくるからだ。もう一歩ロマンがあっても、と時に思うのは、おそらく平凡な聴き手の甘さか。ルイスのピアノは骨太の支えで立派だが、この声にはやはり歴史楽器の響きが欲しくなる。」
N市のNさんのお誘いで、パドモア+ルイスの《冬の旅》に出かけたのが、5日のことでした(王子ホール)。これを、《冬の旅》モードに切り替えるきっかけとしました。ご両人のCDは《美しい水車屋の娘》に進んできましたので、今月のCD欄に取り上げました。次のように書きました。引用です。
「《冬の旅》に続く三大歌曲集第2弾。大バッハ歌手パドモアの、誰も真似のできぬ独創的シューベルトだ。本来テノールのための歌曲集を、パドモアはまさにふさわしい繊細な声で、羽のように軽く、時には切り裂くような鋭さで歌ってゆく。いや、語ってゆく、というべきかもしれない。フレーズへの耽溺はなく、言葉がいかにもシリアスに迫ってくるからだ。もう一歩ロマンがあっても、と時に思うのは、おそらく平凡な聴き手の甘さか。ルイスのピアノは骨太の支えで立派だが、この声にはやはり歴史楽器の響きが欲しくなる。」
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