今月の特選盤 ― 2015年01月22日 23時29分30秒
毎月、手元に集まったCDを少しずつ聴いていくわけですが、おやこれいいな、と思わずジャケットを見直すCDがたまにあります。「行きずりに見つけた野の花」のようなイメージでしょうか。
そんな嬉しいCDを、今月は推薦することにしました。それは、ショーソンのピアノ四重奏曲。演奏はアンサンブル・モンソロで、マーラーの四重奏曲とカップリングされています(キングインターナショナル)。パリ音楽院で学んだ若い方々(ヴァイオリンは本田早美花さん)による演奏ですが、曲は詩情にあふれて美しいし、演奏がともかく、よどみなくて爽やか。心が洗われます。
話は変わりますが、先頃、フルトヴェングラー指揮による往年の録音が、リマスター・シリーズで再発(分売)されました。たしかに(曲にもよりますが)、見違えるように聴きやすい音になっています。マスターテープだって古いだろうに、不思議ですね。
年末年始に、それを少しずつ聴きました。いや、すばらしいです。若い頃から好きで聴いていましたが、いま聴くと、その特徴がよくわかります。ひとつは、深い情感のこもった、その音作り。もうひとつは、作品の高みを心をこめて振り仰ぐ、彼の言葉を借りれば「畏敬」の念。人間が身を低くするところにすばらしい芸術が生まれることを、それはよく示していると考えます。
そんな嬉しいCDを、今月は推薦することにしました。それは、ショーソンのピアノ四重奏曲。演奏はアンサンブル・モンソロで、マーラーの四重奏曲とカップリングされています(キングインターナショナル)。パリ音楽院で学んだ若い方々(ヴァイオリンは本田早美花さん)による演奏ですが、曲は詩情にあふれて美しいし、演奏がともかく、よどみなくて爽やか。心が洗われます。
話は変わりますが、先頃、フルトヴェングラー指揮による往年の録音が、リマスター・シリーズで再発(分売)されました。たしかに(曲にもよりますが)、見違えるように聴きやすい音になっています。マスターテープだって古いだろうに、不思議ですね。
年末年始に、それを少しずつ聴きました。いや、すばらしいです。若い頃から好きで聴いていましたが、いま聴くと、その特徴がよくわかります。ひとつは、深い情感のこもった、その音作り。もうひとつは、作品の高みを心をこめて振り仰ぐ、彼の言葉を借りれば「畏敬」の念。人間が身を低くするところにすばらしい芸術が生まれることを、それはよく示していると考えます。
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