須坂の新年度 ― 2015年02月16日 11時35分04秒
「すざかバッハの会」の新年度が、この8日から始まりました。「バッハの会」ですからバッハを中心に、モーツァルトを織り交ぜる程度で12年続けてきましたが、今回は思い切って、ワーグナーにシフトしました。題して「魅惑の世界への誘い」です。
その第1回「ワーグナー入門」、会場にメセナホールが取れたため音を出したいということになり、急遽久元祐子さんに、和声とライトモチーフのプレゼンテーションをお願いしました。ピアノで弾くとオーケストレーションの多彩な効果はなくなりますが、その分、和声のすばらしさがよくわかります。一流ピアニストでワーグナーの大好きな方がよく準備して演奏してくださるという条件に恵まれ、独創的な和声にゆさぶられました。久元さん、いつもながらありがとうございました。
終了後のフロアからのご質問で、核心に触れるものがありました。ワーグナーはたいへん周囲に迷惑をかける人だったと聞いている、先生はそんなワーグナーの人間性についてどう思うか、というご質問です。
これは重要なご質問で、多くの方の関心をそそるものでした。伝記を読み、「うわーこんな人はいやだ」と言ってワーグナーを嫌いになった人も、身近にいます。談話室に来てくださるバッハファンの方々の中にも、私がなぜそこまでワーグナーに傾倒するのか理解できない、と思う方が多いのではないかと想像しています。その場で私がお答えしたこと、また事後考えたことは、次回の更新で書きたいと思います。
年に1度か2度温泉に立ち寄りますが、今回は昨夏に続き、少年時代を過ごした上山田温泉に1泊しました。「圓山荘」という宿を選んだのは、そこの息子さんが小学校の同級生であったことを覚えていたから。あいにくオーナーは交代し、対面は実現しませんでしたが、翌朝、好天の上田を散歩できたのがいい思い出になりました。
上田は長野県第3の都市で、私の姉が高校を卒業したところ。いま、眞田一直線で観光に邁進しています。写真は上田城址、子供の頃訪れた記憶がありません。
眞田神社。同行したまさお君のシルエットが入ってしまっています(汗)。
上田盆地の向こうに、美ヶ原方面の山容。徳川の大軍をここで迎え撃ったというのが信じられないほど、静かなところです。
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