新大学初授業2015年04月09日 21時43分01秒

新年度の初授業は、ご縁があり初めて教壇に立つ、國學院大學でした。皆さんは、どんな大学だと思っておられますか。

旧字体の校名、神道学部の存在などからして、「伝統」の2文字が浮かんできますよね。しかし行ってみると、私の知る限り、もっともハイテク化された、モダンな大学です。なにしろ出席もカード管理されていて、自動的に一覧表となって閲覧できる。私が授業する視聴覚室の環境はすばらしく、あらゆることがワンタッチで可能、といっても過言でないほどでした。

一般大学での音楽の授業となると、いろいろ心配が生まれます。人により予備知識は大差がありますし、音楽に本当に関心のある人がどのぐらいいるかもわからない。騒がしいのではないか、音楽をちゃんと聴いてくれるかどうか、などなど、心配して臨んだ、初授業でした。

ところが。学生は規律正しく、まことに驚いたことには、90分の間一言の私語も発せずに(本当です)、話も音楽も、集中して聞いてくれたのです。終了後、なかなか専門的な質問に来る学生も何人か。ロケーションといい雰囲気といいとてもいい大学で、モチベーションがぐっと高まりました。1日増えるの辛いなあ、などと思っていましたが、しっかりやります。ちなみに今季のテーマは「オペラ史」。一般大学の学生が広い角度からアプローチできるように選びました。

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