2017ドイツ滞在記(1)ーー旅の始まり2017年06月22日 21時03分58秒

不肖私、11日間のドイツ滞在を終えて、今日(22日)、帰国いたしました。帰ってきてから書くのでは、「帰ってこられるかこられないかわからない」という修羅場(例:ドルトムント駅のコインロッカー)が成立しないわけですが、ともあれ旅行を振り返りたいと思います。

11日のうち、朝日サンツアーズの団体にお付き合いしたのが7日。単独行動したのが4日。いろいろなところに行きました。まとめておきますと・・

・バッハの足跡が刻まれており、今回初めて訪れたところ--アルテンブルク、ドルンハイム、ツェレ
・『エヴァンゲリスト』執筆以来の再訪となった、バッハの居住地--リューネブルク、アルンシュタット、ワイマール、
・バッハと直接かかわらないが初めて訪れた都市--フーズム、キール、ノルデン、ノルトダイヒ
・食事をした都市--フライベルク、アイゼナハ、ハンブルク、ハレ

順々にご紹介します。

羽田空港での出発は、あわただしいものでした。円をユーロに替え、ルーターをレンタル。去年は携帯電話も借りたのですが、今は自分のスマホを使うのが普通なんですね。ルーターはパソコン用に借りましたが、結局使う機会が少なく、スマホのローミング機能を、日ごとに大胆に使うようになりました。どのぐらいの支払いになるのか、まだ不明です。

本屋さんで必ず買うのが、ガイドブックとトーマス・クックの時刻表。ところが入った本屋さんに備えがありません。やはりガイドブックは持っていくべきだと、あとあと思いったことです。道中にと、文庫本を4冊購入。うち2冊は、いつか読んでおかなければと思っていたドストエフスキーの『白痴』上・下です。

飛行機で読み始めましたが、意外にも、軽妙なタッチで入ってくるのですね。名前を覚えるのがたいへん。感動的なところ、「らしい」ところに出会うのは、帰路になりました。

ライプツィヒのホテル「シュタイゲンベルガー」に着いたのは、夜の11時半。添乗員さんが出迎えてくれました。ツアーのお仲間は前日発ちで、すでに市内観光と、最初のコンサートを済ませています。コンサートは、ガーディナー指揮による宗教改革にちなむコンサート。曲はシュッツの詩篇3曲と、バッハのカンタータ3曲です。解説は渡しておきましたが、解説会ができず、お仲間には申し訳ないことをしました。演奏会は、とても良かったと伺いました。

疲れてはいましたが、ホテルで一杯やってから寝たい、と思っていました。去年は離陸前のラウンジ(!)から飲み相手に恵まれ、連日、ホテルのバーで杯を重ねていたのです。今回はどうかなと思っていたら、おられましたね、バーで人待ち顔の方が。高度な知識をお持ちの熱心な方で、さっそく話し込んでしまいました。毎度、飲み相手には困らない旅行です。(続く)