綱渡りの仕事納め2017年12月25日 23時09分23秒

23日(土)が、今年の仕事納めでした。私が朝から緊張していたのには、2つの理由があります。1つは、午前中の朝カル新宿校の講座が、「光と闇(ないし影)」という分野横断の特別講座で、かなりのお客様が予想されたこと。もう一つは、午後に横浜校の定例のモーツァルト講座があり、時間内に移動できるかどうか、危惧されることでした。

新宿を12:00に終え、横浜を13:00に開始するためには、12:15の東海道線に乗車することが条件になります。過去に一度成功したことがありますが、カルチャーは駅から西、ホームは東端の1番線ですから、決死的に急がなくてはなりません。

とにかく、10時ぴったりに講座を開始することが先決です。しかし運が悪いのですね。中央線が事故で、しばらく止まってしまったのです。もう間に合わない時間でしたが最善を尽くそうと思い、動く歩道のところまで走りました。都庁に向けて3本の動く歩道があり、それでかなり時間を短縮できるのです。

ところがところが。この日は休日で、歩道が止まっているではないですか。ガックリきましたが、できるだけ急ぎ、なんとか5分遅れで開始することができました。

この日は、長調と短調の違いを、音階、和音、カデンツで学習し、その使い分けや相互乗り入れをさまざまな実例で鑑賞し、最後に、「短調を長和音で終える」ピカルディ終止の味わいを体得していただく、というメニュー。厄落としをしているので講座は快調に進み、質疑応答では、じつにたくさんの手が上がりました。

これはとても嬉しいことでしたが、必然的に移動が遅れ、横浜は結局13:10スタートとなって、延長で処理させていただきました。横浜の皆さん、ごめんなさい。

充実という点では、間違いなく今年指折りの一日。しかしものすごく疲れました。足をひきずって帰る姿は、人に見せられなかったです。

コメント

_ 横浜の野々垣 ― 2017年12月26日 07時49分25秒

 先日「本日土曜日、横浜でお待ちしています。講座のはしごで大変ですが、道中、くれぐれも慎重にお願いします」と書きましたが、案の定、トラブル発生で心配しました。
 講座の内容は「ミサ曲ハ短調」で、鑑賞したビデオは、ガーディナー指揮の2008年12月のノーベル賞記念コンサートでの収録でした。素晴らしいの一語で、モツレクと並ぶモーツァルト声楽曲の最高峰であることを再確認しました。「これが聴けて幸せだった」と語る受講生が多かったです。 ありがとうございました。先生の「仕事納め」だったとのことですが、私たちにとっても、1年の締めくくりとして最高の講座でした。
 年末年始はゆっくりお過ごしになり、どうか、よいお年をお迎え下さい。

_ I招聘教授 ― 2017年12月26日 14時38分56秒

野々垣さん、重ね重ねありがとうございます。またカラオケ、ご企画ください。

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