陶酔のひととき ― 2008年11月26日 23時26分12秒
譜例に関するご意見、ありがとうございました。音楽書における譜例というのは、理系の本における数式のようなものかも知れませんね。われわれが数学や天文学の本を読みたいと思っても、数式がたくさん使ってあったら、きっと買うのをやめてしまうでしょう。ただ数式と違うのは、楽譜には図形としての美しさを眺める楽しみがある、ということです。バッハの楽譜に、とくにこのことは当てはまります。
今日は、1年ぶりに胃カメラをやりました。そのことをメールで知人に書いたところ、「がんばってください」という返信。あのね、今は胃カメラ、がんばらなくても大丈夫なの。それは、希望すれば軽い麻酔を使ってもらえるからです。私は過去に50回ぐらいは胃カメラを飲んでいると思いますが、どうしても苦手を克服できなかったので、これは本当にありがたい。歯医者が痛くなくなったのと並ぶ、現代医学のありがたみだと感じます。
軽い麻酔なので、異物が入ってくる緊張感がまったくゼロになったわけではありません。しかし十分に対応できるし、終わった後の気持ちがいい。麻酔が抜けるまで30分ほど休ませてくれるのですが、それが天国的な気持ちのよさで、この時間が終わらなければいいなあ、と思うほどなのです。おかげで最近は、胃カメラが楽しみになってきました。陶酔のひとときです(笑)。
コメント
_ <柴> ― 2008年11月27日 15時56分37秒
いや、数式にも「図形」とはちょっと違うかもしれませんが、美しさを眺める楽しみがあると思いますよ。なんとも言えない対称形になっていたりすると、数学の神秘を感じます。というほど私は数学が分かっているわけではないんですが(笑)。音楽の本に楽譜が出ていないのは、パソコンの操作方法の本に画面のスクリーンショットが出ていなかったり、プログラミングの本にソースコードが出ていないようなものでしょう。私はどちらもくどくならない範囲で可能な限り使います。言葉で説明できなくはないとしても、文字だけというのは効果的ではありませんよね。「一目瞭然」とか「百聞は一見にしかず」というのは、視覚の重要性を言っているわけですし。
_ I教授 ― 2008年11月29日 23時57分53秒
なるほど。でも数学が天敵だった私などは、数式を見たとたんにコンプレックスを感じて、本を閉じてしまいます。今日新大阪で3冊本を買ったのですが、選択から数式の入った本を外し、ああこれだ、と思いました(笑)。
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