千疋屋の花束2011年08月19日 00時56分47秒

久々に都内へ。推奨の「アルファウェーブ」新橋店で、マッサージに身を委ねました。ここは本当にいいです。いつもお願いしている河本先生は私の身体を熟知しておられ、本当に行き届いた治療をしてくださいます。今日は、疲れていたこともあり、陶然とした快感の別世界感が強く、なかなか「生還」(←河本先生の言葉)の実感をもてませんでした。

酷暑の中をふらふらと外に出ると、東京が、輝いて見えます。レストランを探しながら、銀座まで散歩。東京大好きだなあという実感が、湧き上がって来ました。私は4歳まで東京にいて、それから長野県に移りましたので、「東京ふるさと」の気持ちは、子供の頃から強烈にもっていたのです。もちろん当時の東京は今とはとても違い、歌謡曲に出てくるような東京であり、銀座であったのですけれど。

銀座三越で買い物と食事をしてから、三越前の理髪店「イガラシ」へ。三越と「イガラシ」の中間にある千疋屋本店で、お祝い用のアレンジメントを購入しました(待ち時間に提供してくれたレモンジュースが絶佳)。なぜかというと、今日は「イガラシ」さんの開店記念日なのです。そのことは妻に指摘され、もちろん私は覚えていませんから、なんで覚えているんだ、といぶかしむと、毎年カレンダーに書き写している、という返事に驚嘆。じゃあ花束でも、ということになったわけです。

というわけで、花束持参で散髪に行きました。お店のご家族は、「先生、覚えていてくださったんですね!!!」とひじょうに喜んでくださり、帰り際も、「覚えていてくださって」っと、重ね重ね感謝してくださいます。私は満面の笑みで、覚えていた理由は言わずに、お店を後にしました。するとまもなく、妹さんが追いすがってくるではありませんか。何ですか、もういいですよ、と振り返ったところ、まだお代をいただいていない、というお言葉。慣れない善意がこれですべてパアとなる、この一日ではありました。いつも、詰めが甘いのです(汗)。