夏休み気分2015年08月13日 09時02分35秒

私、夏休み気分でおります。なぜなら、今週は所用で外出する日が3日しかなく、準備の必要なのが1日だけ。この夏、もっとも余裕のあるスケジュールなのです。前から、ここに入ればゆっくりできるな、と思っていました。

気持ちは悠然、スローダウンして身体を動かし、普段できないことを少しずつやり・・・と一応は思うわけですが、世の中、そんなに甘くないですね。遅れている仕事を少しでも進めるチャンスはここにしかないわけで、結局、早朝から仕事に励んでいます。中心はヴォルフ先生のモーツァルト本で、全6章のうち、いま第5章(教会音楽論)。

どんどんはかどれば気持ちもいいですが、なかなかそうはいきません。休暇は1日、1日と減り、基本的感情である「焦り」が日日募るという悪循環。これで夏休みというのでは本末転倒ですが、なかなか大きく構えられないのが、貧乏性のゆえんです。

日曜日(9日)には、ウィーン・フィル&サントリー音楽復興祈念賞の仕事で、松本に行きました。MJCアンサンブル(南相馬ジュニアコーラス)と波田少年少女合唱団が共演するステージで、合唱のレベルはなかなか。私の仕事は記念品の盾をお渡しするだけですが、おかげで、名前でしか知らなかった波田地区のホールを訪れることができました。

特別出演されたバリトン歌手、太田直樹さんは、私の高校の後輩で、旧職場の同僚。折り目正しい人柄、理路整然としたトーク、歌にたたえられた爽やかなロマン・・・これって松本深志だよな!という思いが突然、私の心に。現地ゆえに湧き上がった感情でしょうか。

お昼を食べ損なっていましたので、終了後「こばやし」というお蕎麦屋さんに入り、スタッフと乾杯しました。庭で取れたキュウリだの新生姜だのが出てきて、松本の食を満喫。焦り中断の一日でした。