ドイツ2016淡々(10)~小都市にて ― 2016年06月26日 21時08分32秒
ベルリンとライプツィヒでは星5つのホテルをお相伴させていただきましたが、ヴォルフェンビュッテルでは星3つ。4以上のホテルには、ここにはありません。
今回の実例で比較すれば、違いはセキュリティの差ですね。星3つのホテルはその点厳格ではないが、その代わり、気軽に過ごせる。慣れていれば星3つで十分ですが、地方の小都市だからそう言えるのかも知れません。ともあれ長時間の睡眠が取れましたので、体調ははっきり上向きになってきました。
今回の調査は、『ヨハネ受難曲』執筆のために、テキストの問題となる部分がルター正統派ではどう考えられていたかを確認するためのものでした。調査した本は、5冊。17世紀の本というと小さいものと思うかたもおられますが、皮表紙で閉じられた大判の分厚い本で、結構字も細かいので、メガネをはめたり、外したり。日本語でノートを取ると後で疑問が生じますから、面倒でも、ノートパソコンへの書き写しを続けました。
1日やるつもりでも、5時間もやれば疲れてしまいます。無理はせず、終わった後は町を変えて、夕食を摂ることにしました。1日目は、隣の大都市、ブラウンシュヴァイクへ。2度目です。ただこの町は妙にだだっ広く、駅の周辺には何もなくて、旧市街まで歩くのがたいへんです。レストランの多くはサッカー観戦のためドイツ人が鈴なりでしたから、イタリアンで軽く済ませました。
2日目は迷ったあげく、テレマンのいたヒルデスハイムへ。この町はよかったですね。旧市街に風情があり、女性に好まれそうな町並みです。天を突くような教会の下で食事をしましたが、白ワインがよく冷えていておいしかったです。
私の実感。食べ物の好みはそれぞれであるにしても、中華料理のいいお店が1つあると、体調の変化にかかわらず、バランス回復を図ることができます。ヴォルフェンビュッテルにはまさにそういうお店(Wan Bao)があり、昼夜、計4回も通ってしまいました。けっこうがんばったので、残る1日は観光に充てたいと思います。
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