逆戻り ― 2016年06月12日 18時04分15秒
昨日のスポーツ新聞に、「巨人、五割に逆戻り」と出ていました。
好きではあるが、ずっと不思議に思っていたのが、この「逆戻り」という言葉です。単に「五割に戻る」じゃ、なぜいけないんだろう。意味上、「逆」は必要ない。それなのについているには、強めの働きだろうか。たしかに効果的ではあるが・・などと、いつも思っていたのです。
ふと気がついたのが、この言葉の不可逆性です。勝ち越していたのに五割に落ちてきたのであれば「逆戻り」と言うが、負け越していたチームが五割を回復した場合には、「逆戻り」とは言わない。望ましくない方向に戻るのが「逆戻り」であって、望ましい方向に戻る場合は「逆戻り」ではない、ということのようです。
そこで『新明解国語事典』を引きました。「以前の場所や好ましくない状態にふたたび戻ること」だそうです。なるほど、すっきりと理解できました。
そうすると、今日は「巨人、借金生活に逆戻り」となるわけですね。日本語の話題をお届けしました。
好きではあるが、ずっと不思議に思っていたのが、この「逆戻り」という言葉です。単に「五割に戻る」じゃ、なぜいけないんだろう。意味上、「逆」は必要ない。それなのについているには、強めの働きだろうか。たしかに効果的ではあるが・・などと、いつも思っていたのです。
ふと気がついたのが、この言葉の不可逆性です。勝ち越していたのに五割に落ちてきたのであれば「逆戻り」と言うが、負け越していたチームが五割を回復した場合には、「逆戻り」とは言わない。望ましくない方向に戻るのが「逆戻り」であって、望ましい方向に戻る場合は「逆戻り」ではない、ということのようです。
そこで『新明解国語事典』を引きました。「以前の場所や好ましくない状態にふたたび戻ること」だそうです。なるほど、すっきりと理解できました。
そうすると、今日は「巨人、借金生活に逆戻り」となるわけですね。日本語の話題をお届けしました。
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