平成20年を送る ― 2008年12月31日 23時35分55秒
あと数十分で、今年も終わります。私にとって、今年はいい年でした。ここ数年でもっとも体調がよく、充実した毎日が送れました。お世話になった皆様、ありがとうございました。
3つぐらいに、今年をまとめようと思います。一番大きなことは、やはり自分の大学の音楽研究所に「バッハ演奏研究プロジェクト」なるものが始まったことでしょう。大学への最後のご奉公という意味もあり、時間も精力も、かなりをこのプロジェクトに注ぎ込みました。とりわけ、くにたちiBACHコレギウムの発足は、人生を変えるほどの出来事でした。これが加わり、大学院の多くの学生の指導、理事会などが加わったため、掛け値なしに「2つの大学を兼務している」と思うほど、仕事が増えました。しかし一連の指導にも、充実を感じております。
二番目は、やはり国立音楽大学で日本音楽学会の全国大会を催したことでしょうか。同僚の先生にたくさん働いていただき、私はラウンド・テーブルの主宰と若干の責任課題を務めただけですが、「会長のお膝元での開催」を無事終えることができて、ほっとしています。これは、支えてくださった学会員のおかげです。
出版は、結局『モーツァルト=翼を得た時間』のみになりました。しかし旧著の文庫化を初めて経験することができ、うれしく思っています。その他、いずみホールを始めいくつかのホールや教室で、企画やプロデュース、講演や講座を、今年もたくさんやらせていただきました。
こうまとめてみると、すごく大きな仕事をした年ではなかったことになります。今年をよき中継ぎとして、来年に控えている諸課題に取り組みたいと思います。
最後に。当家では双子がどちらもIT関連の会社のOLとなり、深夜帰宅の毎日です。犬は初のオス犬、陸が加わって、毎日大暴れ。妻も対応に奮闘しています。皆様、どうぞよいお年を。
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