テレビ雑感2011年03月28日 11時59分06秒

私は平素時間の節約を心がけています。そういうとき辛いのは、同じ話を何度も聞くことです。職場の会議では、それをせざるを得ないことが再三あり、なかなか辛いな、と思いつつ、がまんしています。

それもたいしたことないな、と思うほど、テレビで、同じCMが流れていますね。どれも理想主義的なほのぼのCMで、ごもっとも、と思う気持ちが強いだけ、もうわかったから、という気持ちになってしまいます。どういう人が作っているんでしょうか。感動して見ておられる方はそう多くないのではないか、と思えるのですが。

海外の友人から心配の連絡が来ますが、一様に原発の被害に対する厳しい見方としていて、驚かされます。優さんがご心配の風評被害もたしかに大きな問題ですが、大丈夫だ、ただちに健康被害はない、という現状判断ばかりの情報開示の仕方も、受け手を信頼しているとは思えません。危機管理というのは悪い選択肢に備えるものだと思っているので、大丈夫だという判断ばかり強調されると、危機管理の不在、という印象を抱いてしまいます。

コメント

_ まさお ― 2011年03月29日 11時33分49秒

ACのCMのことですよね? あれは意図してるのでなく、こういう重大な事態を想定して作って流しているわけではないので、許してあげてください。詳しくは URL の AC の Web にて。(ACでググるとでてきます)

_ 優@背番号1&2&6&22&25 ― 2011年03月29日 23時25分07秒

ACのCMについては趣旨はよくわかります。ただ今回あれが、耳についてイライラするということでクレームをつける人が大勢いたと聞いています。それはどのCMも言葉が多すぎ、それが短時間の間に何度も繰り返されていました。そういう放送の仕方が人間の耳や心理に良くない影響を及ぼすのではと思いました。
「音」を専門に勉強している方々のご意見を聞いてみたいです。

_ 夜間非行 ― 2011年03月30日 01時18分42秒

ACジャパンのコマーシャルは、スポンサー各社が自社のCMの代わりに流しているだけです。耳につくのは、今回の災害を受けて各社いっせいに流しているからであり、ACジャパンも作り手も無関係です。

そうした背景を知らずして「どういう人が作っているのか」と言うのはたやすいですが、作り手を哀しい気持ちにさせる言葉だと感じました。
学者の方々は専門分野の研究にあたって、事実や背景の把握に厳しい態度で臨まれていると思いますが、社会現象について意見する際にも、それと同様の態度を持っていただきたいとも思いました。
失礼なコメントになりましたがお許しください。

_ I教授 ― 2011年03月30日 01時28分41秒

作り手側の意図によらずそうなっていることは、もちろんよくわかっています。

_ 優@背番号1&2&6&22&25 ― 2011年03月30日 14時54分52秒

ACのCMは以前から一般のCMに混じって流れていました。同じCMでも単発的に流れる分にはまったく気にはならないのです。今回多くの人がイライラ感を覚えているのは、精神的に不安定な中で短時間に同じCMが繰り返し流されたためでしょう。おそらくCMの作り手も流す方も、今回のような事態はまったく考えていなかったことと思います。まさにここでも想定外の事態だったのでしょう。ただ今回の件がきっかけで、CMの作り手も流す方も考えるのではないでしょうか。たかがCMと軽く位置づけるのではなくて、CMが人間に与える心理的影響をも考慮すべきなのではないでしょうか。

_ I教授 ― 2011年03月30日 15時09分15秒

その通りですね。基本的には、やわらかく作られた、芸術的なものが多いと思います。仁科亜希子の美しさにはびっくりしますし、金子みすずのもいいですよね。しかし度重なると、教訓的な部分から、気になり始めるわけです。優さん、フォローありがとうございます。

コメントをどうぞ

※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。

名前:
メールアドレス:
URL:
コメント:

トラックバック