共催講座とその後2011年06月20日 22時05分08秒

19日(日)、読売新聞との共催講座完遂しました。読売新聞の多摩版をご購読の方は、詳しい記事をお読みになったかもしれません。

この企画は大学単位で進んできた教養講座であり、音楽ファンの方々を対象にしているわけでは、かならずしもありません。したがって、バッハがテーマというのは渋すぎるかなという懸念もありましたが、結果的にはたいへん多くのお客様に、熱心に受講していただきました。大学側のシミュレーション(バッハの回は200人ほどお客様が増えるのではないか、という推測)が裏書された格好で、ありがたいことです。

大学の音楽研究との取り組み、音楽研究所の歴史のようなことから話を始め、結婚カンタータの楽譜発見にまつわること、《ロ短調ミサ曲》の日本初演と今準備している「リベンジ公演」についてを、二本柱としてお話ししました。それにからめて、渡邊順生さんおよび「くにたちiBACHコレギウム」のメンバーによって、《ゴルトベルク変奏曲》のアリア、結婚カンタータの1部、《ロ短調ミサ曲》の一部を演奏したのが、何よりのアトラクション。連続講座としてのプレッシャーも少しは感じていましたから、ほっとしたところです。ご出演の方々、ありがとうございました。

終了後は行きつけのイタリアン、KISAKIを開けてもらって、打ち上げ。おいしく、楽しく、にぎやかだったのですが、進行するにつれ、体調の降下を感じ始めました。帰路はかなり調子が悪く、今朝には風邪の症状がはっきりあらわれて、休養。客観的に見て、忙しすぎたと思います。もらってきた薬でアレルギーが発生するなど思うに任せませんが、迷惑をおかけしないよう、早く治したいと思います。