翻訳完了2011年08月16日 00時39分25秒

いま《ロ短調ミサ曲》の翻訳を完了させ、春秋社に送付しました。できれば土曜日まで、なんとか日曜日までに済ませたかったのですが、結局、月曜日を全部使いました。朝から晩まで連日ほとんど休みなしに作業したので、へとへとです。ちょっと安心して更新しようと思ったら、大量の迷惑コメントのタイトルが、「ヤリ過ぎに注意!」ですと(笑)。いずれにしても、ひとつの仕事だけやるのはよくないですね。能率が低下します。

コンパクトな本なのですが、中身が濃いので、訳すのは相当たいへん。でも書いている方は、ケタ違いの凄さですね。世界を飛び回り、論文も次々と書く中で、よくこれだけの本を書けるものです。よほど仕事が速いのでしょうね。註で引用されている文献は、ほとんどが、21世紀のもの。つまり、ここ10年ぐらいのバッハ研究の進展がぎっしりつまった本、ということです。私も、本当に勉強になりました。

かなり完成度の高い形で入稿しましたので、9月中には、出版にこぎつけられるんじゃないかと思います。でもそれは、ゲラの直しが後期の始まりと重なることを意味しますから、9月が、殺人的なスケジュールになりそう。ともあれしばらくは、別のことをします。

コメント

_ NAK-G ― 2011年08月16日 12時50分43秒

お邪魔いたします。
翻訳大変お疲れ様でした。私も海外の文献を読む機会は少なくないのですが、筆者が有する膨大な知識の一端を読むことは、少なからず知識の共有がなければならず、容易ではありません。日本語訳が出ることは大変ありがたい限りです。
近年の論文などを出版物を通してしか知ることのない私にとって、引用文献は重要な情報源になり、その点でも期待が高まっています。
出版を心待ちにしております。

_ I教授 ― 2011年08月18日 02時18分25秒

NAGさん、応援していただき嬉しいかぎりです。なるべく早くお届けできるよう、がんばります。

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