バリアを越える2012年04月29日 07時43分55秒

27日(木)、退職後初めて旧職場を訪れました(厳密に言えば、4月2日の教員懇親会後、初めて)。図書館で調べ物をするのが目的です。

訪問に、少しですが、心理的バリアがありました。松本清張の小説が、ずっと心にあったからです。それは定年になったサラリーマンの心境を描くもので(タイトルが思い出せません)、やめた人間が行き場もないまま元の職場を訪れ、歓迎されるようで嫌がられるシーンがクライマックスをなしていました。わびしさの秀逸な短編でした。

ですからなるべく目立たないように、と思っていたのですが、結局いろいろな方と出会い、親切にしていただきました。図書館でも、新しい利用証を作成。あらためて使ってみると、この図書館のすばらしさがわかります。これからは、気軽に出かけることができそうです。

ゴールデンウィークのメリハリはなくなりましたが、まだ上手に時間を使えません。5月になったら、いい時間サイクルを作りたいと思います。

コメント

_ ルビー ― 2012年04月30日 21時13分31秒

先生の“我が王国”といった印象なのに、そのデリケートなご心裏はあまりに意外なギャップ!

思えば在学中、休み時間の居場所は、学食か芝生に寝そべる以外は(笑)もっぱら図書館…本でも楽譜でもレコードでも思いつくものは何でも揃っていて自由自在、夢のような環境でした。いつも通う場所が離れてしまうと、だんだん行かなくなってしまいました。

それはそうと、今日は4月の最終日・・・先生のお誕生日ですね。おめでとうございます!
音大時代の教室で、誕生月と血液型が同じ‥という発見があったのを思い出しました。
是非バッハより遥か先の未来まで、果敢に切り開いて下さいね!

28年ぶりに来日中のウィーン国立バレエ団公演『こうもり』(オペレッタを基に奇才ローラン・プティが粋でお洒落な振付)を観て来ました。

劇場大好きルビー

_ I招聘教授 ― 2012年05月01日 08時41分37秒

ルビーさん、ありがとうございます。ちなみに私、よく「シャイ」だと言われることがありますよ。長所とは思っておらず、治そうとずいぶん努力しました。

_ ルビー ― 2012年05月03日 20時13分19秒

エ~ッ!
と、いきたいところですが・・・お若き日の講義中ふと訪れた伏し目がちな神秘の瞬間…その謎はまさに「シャイ」?
感じの好いニュアンスで、よき理解者に囲まれて幸せそう。
自然が一番ルビー

コメントをどうぞ

※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。

名前:
メールアドレス:
URL:
コメント:

トラックバック