今月のイベント(2)2013年12月06日 15時48分40秒

12月21日(土)は、立川の「楽しいクラシックの会」例会です(10:00~12:00、錦町地域学習館)。《神々の黄昏》の第1幕を、「グンターとの盟約」と題して取り上げます。夜明け、ラインへの旅とすばらしい音楽が続いたあとにギービヒ家の館に入っていくときの不気味な転換は、《リング》の聴きどころのひとつ。クプファー演出のものをベースに使っていますが、今月はキルヒナー演出も比較してみましょう。

22日(日)の「すざかバッハの会」(14:00~16:30、須坂駅前シルキーホール)は、12月恒例のコンサート。歴史ができてきた今年は、欲を出してみました。ミニマム編成のピリオド楽器アンサンブルで、バッハのカンタータと受難曲をやろうという試みです。

カンタータは、コラール・カンタータの名曲である第9番《救いが私たちにやってきた》を、全曲演奏します。《平均律》第2巻のホ長調プレチュードで導入し、ホ長調フーガで掉尾を飾ります。

後半は、《マタイ》《ヨハネ》両受難曲から、「ペトロの否認」「見よ、神殿の幕が避けて」両場面を比較します。《マタイ》からはアルトのアリア(第39曲)とコラール、バスのレチタティーヴォとアリア(第63、64曲)。《ヨハネ》からはテノールのアリア(第13曲)とコラール、テノールのレチタティーヴォ(第34曲)とソプラノのアリア(第35曲)が、聖書場面とともに演奏されます。

盛りだくさんのプログラムを、若い人たちが張り切って準備してくださっています。声楽は、くにたちiBACHコレギウムで学び、今後古楽を演奏していこうとしている人たちで組んだクワルテット(安田祥子、高橋幸恵、大野彰展、小藤洋平)。器楽は、廣澤麻美(チェンバロ)、尾崎温子(オーボエ)、塩嶋達美(トラヴェルソ)のキャリア組に、期待の若手弦楽器奏者4人(須賀麻里江、迫間野百合、小林瑞葉、山本徹)。楽しみな顔ぶれなので、しっかり仕上げたいと思います。

仕事納めは、28日(土)13:00からの朝日カルチャー横浜校/エヴァンゲリスト講座です。カノン風変奏曲から入り、《ロ短調ミサ曲》後半部を取り上げる予定です。以上、よろしくお願いします。

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