神隠し ― 2014年01月16日 11時17分09秒
朝、カルチャーに出かけるにあたり、《ヨハネ受難曲》のCDを2、3種持参しようと思いました。
ところが、玄関正面に設置されているCDの棚に、《ヨハネ受難曲》のCDがひとつもないのです。左側上からカンタータ、《ロ短調ミサ曲》、《マタイ受難曲》と来て、次の列の上に《ヨハネ受難曲》があるはずなのですが、《マタイ》の次が《クリスマス・オラトリオ》になっている。え~、なぜでしょう。
キツネにつままれたような気持ちになり、目を皿のようにして見直しましたが、BWV順に整理されたCD群の中で、《ヨハネ受難曲》だけが忽然と消えています。「神隠し」という言葉が、頭に浮かびました。最近《ヨハネ受難曲》を一番やっているので、神様がいったん、手の届かないところにもっていってしまったのか、と。
別室を探しても、妻に尋ねてもわかりません。そもそも、《ヨハネ受難曲》だけきれいにない、というのが、たまらなく不思議です。とりあえずどこかで買おうか、新しいのが出ているかもしれないな、とも、急ぐ中で考えました。
約10分後に解決。書斎の棚を整理し、一番よく使う《ヨハネ受難曲》のCDを、書斎の中にまとめて移動させたのです。大晦日に、そういえばやりました。まったく覚えていなかったということは、人生も後期だ、ということですね。
せっかくですから、写真をお見せします。玄関の正面にある棚の左3列がバッハで、空いたところがあるのは並べ替え中のため。増える分は、プラスチックのケースを捨てることで調整しています(バッハ以外は全部捨てている)。下に積んであるのは、間に入れるため順序に並べた予備軍。ほとんどは寝室にあり、DVD、バロックは書斎に置いています。
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