リラックスの損得2015年05月19日 23時36分25秒

気がつくと1週間、更新しませんでした。まったく余裕のない毎日だったためで、この生活ペースは、再考の余地がありそうです。

朝が、不規則。たいてい早く目が覚めるのですが、ある日ぐっすり寝てしまい、10時頃起き出して、もう起きてこないのかと思った、と妻に言われました。でもその日は身体が軽く、好調を自覚しつつ、NHKの収録へ。

するとディレクターの女性が、「お疲れのようですが大丈夫ですか」と言うではありませんか。今日は元気だ、と思っていた私は、切歯扼腕。あなたは私が長い人生でため込んだ疲労を見て、そう言っている。たしかに人生には疲れているかもしれないが、今日は元気なのだ、と力説しました。でも説得力はなかったようです(汗)。

いま整体のプログラムを受けていますが、私の身体が硬いのに驚く先生がおられます。先日も驚いている気配が窺えたので、「生ける死後硬直と言われているんですよ」と申し上げたら、「本当にそうですね」とのお答え。あの、定番のジョークなんですけどね・・。それでもよくしたもので、やっていただくうちに、ある程度は、柔らかくなってくる。ならなかったら最後で、文字通りの「死後硬直」です。

そんな状況なので、リラックスが良薬、と思っています。ところが気づいたのは、ハイテンションで朝から仕事に励めるのはむしろリラックスしていない時だ、ということ。緊張が溶けてしまうと気が抜けて、仕事への意欲が湧きにくいのです。ぞれでもリラックスを求めるべきかどうか、その損得が気になる昨今です。

コメント

_ 久美 ― 2015年05月21日 15時59分12秒

三島由紀夫が自筆で「定家卿伝授に歌道の至極は身養生に到り候由」と書いたもののコピーを(複製品という意味ではありません。文字通りコピー機で本のページを写したのです)部屋の壁に貼っています。〈健康第一〉みたいな意味だと思い不摂生を自戒しようとしてそんなことをしました。10年以上も年月を経ておりますが、だんだんこの言葉が単純ではないと思えてきました。身養生がとてもむずかしいことで、さらに歌を作ることとの矛盾があることを知って定家はこう言い、そういう言葉だからこそ三島は心に留めたのではないでしょうか。リラックスも身養生ならトレーニングも身養生。気力が先かそれとも体力か?悩ましいですね。できれば先生には大いに疲れてたっぷり休んでしっかり回復していただきたいです(激励すぎますか?)それと、奥様が心配なさる前に起きるようにしてください。

_ 縄文 雅use ― 2015年05月27日 03時58分10秒

 最近「セロトニン『脳』活性法」有田秀穂と言うのを読んでいます。
 これまで、交感神経が活動のための緊張であり、副交感神経が休息のための弛緩であると思っていたのですが、もう一つ脳の神経伝達物質のセロトニンが自律神経のバランスを整えると言う事を再認識しました。

 簡単に書くと、仕事をしている時は交感神経からアドレナリンが出て緊張状態でバリバリできるのですが、それが続くと体が消耗してしまい病気になりますので休息が必要になります。仕事が片付いたら、副交感神経を働かせて体の緊張を解き肉体の回復を促します。それがリラクゼーションで、緊張を弛緩を上手に取る事で仕事をこなして健康を維持する事ができます。
 と、これまで思っていたのですが、この本を読んでセロトニンが交感神経の過度な緊張ではなく、大脳皮質の働きを抑制する事で,適度にストレスから解放しリラックスした状態を作り出し、しっかり覚醒して思考を巡らし会話をする事ができる一方で、ストレスから解放されているという理想的な状態を作り出してくれる事を知りました。
 快と不快のどちらの状態にもブレーキをかけて、心を安定した状態に戻すのがセロトニン神経で、「一番いい状態」と言うのが快にも不快にも偏りすぎず、どのような事にも執着しないで、捉われる事がなく,平常心でいられる仏教の「中道」の状態であると書いてありました。

 ではどうしたらセロトニン神経を活性化し、心と体をいい状態に保つかと言うと、太陽の光を浴びて、呼吸を含めたリズム運動をする事だそうです。つづく

_ I招聘教授 ― 2015年05月29日 09時07分50秒

う~ん、どう受け止めるべきでしょうかね。むずかしいですね。

_ 縄文 雅use ― 2015年05月30日 07時33分15秒

 もっと簡単に言えば、緊張もリラックスもどちらか一方に偏ってはだめで、ONとOFFを上手く使い分ける必要があると言う事です。そのために、セロトニン神経を上手に利用すればいいのです。

 セロトニン神経の活性化のために何故太陽の光を浴びる必要があるのかと言うと,網膜に入った光信号が縫線核のセロトニン神経に直接的に働きかけて興奮させるからです。また「生体時計」を調節する脳神経は網膜からの光信号を受けて、夜は活動のレベルを下げ、昼は活動のレベルを上げるために、光刺激に応じて自律神経の機能を変える働きをしているそうです。

 セロトニン神経の活性化に効果的なリズム運動とは、体をリズミカルに動かすだけではなく脳にも直接的に働きかけているので、逆に動かさないと弱ってしまいます。ではどんなリズム運動が適当かと言うと、自分が一番やり易い運動をする事で体を動かす運動だけではなく、歩行と呼吸や咀嚼もリズム運動に含まれています。

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