軽やかな一日 ― 2016年02月06日 08時00分41秒
寒かった3日(水)は、朝日カルチャーを終えた後、水戸芸術館へ。遠方の往復は辛いなあとも思うのですが、私の根っこに、久しぶりの町を歩きたいという気持ちと、何かおいしいものを食べたいという気持ちがあります。
でもそううまくはいきません。ぎりぎりの到着となり、ラーメンを5分で食べて(待ち時間10分)、19時ぴったり走り込むことに。コンサートはロレンツォ・ギエルミ氏のオルガン・リサイタルで、私が解説を書きました。
ここのオルガンはエントランスホールにしつらえられており、客席からはオルガニストの演奏ぶりを、至近距離から見ることができます。響きもいいですが、細部まで手に取るように聞こえるので、オルガニストはたいへんかもしれません。
ギエルミ氏は絶好調。卓越したテクニックが冴え渡りました。明るくノリがよく、軽妙でさえあるオルガンです。ヴィヴァルディ=バッハのコンチェルトなど、彼の独壇場。会場もぎっしり埋まっており、私に声をかけてくださる方もおられました。
行き帰りに、駅で買った小川洋子さんの『ことり』という小説を読みました。小鳥を愛する兄弟の話が、淡々と綴られている本。え、これで1冊いくのかなといぶかしみながら読み始めましたが、まもなく呪縛され、視界がにじんで読めなくなることもしばしば。初めて読むタイプの小説で、心が清められました。
でもそううまくはいきません。ぎりぎりの到着となり、ラーメンを5分で食べて(待ち時間10分)、19時ぴったり走り込むことに。コンサートはロレンツォ・ギエルミ氏のオルガン・リサイタルで、私が解説を書きました。
ここのオルガンはエントランスホールにしつらえられており、客席からはオルガニストの演奏ぶりを、至近距離から見ることができます。響きもいいですが、細部まで手に取るように聞こえるので、オルガニストはたいへんかもしれません。
ギエルミ氏は絶好調。卓越したテクニックが冴え渡りました。明るくノリがよく、軽妙でさえあるオルガンです。ヴィヴァルディ=バッハのコンチェルトなど、彼の独壇場。会場もぎっしり埋まっており、私に声をかけてくださる方もおられました。
行き帰りに、駅で買った小川洋子さんの『ことり』という小説を読みました。小鳥を愛する兄弟の話が、淡々と綴られている本。え、これで1冊いくのかなといぶかしみながら読み始めましたが、まもなく呪縛され、視界がにじんで読めなくなることもしばしば。初めて読むタイプの小説で、心が清められました。
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